TiTech Genusのリンです
毎度恒例となってまいりましたリミットレギュレーション改訂の季節です
今回もサークル内アンケートを取りTiTech Genusなりの改訂予想をしてみました

では、早速予想リストを紹介していきます

【禁止】
・アマゾネスの射手
・サモン・ソーサレス
・ダンディライオン

【制限】
◯規制
・オルターガイスト・プロトコル
・オルターガイスト・マルチフェイカー
・水晶機巧-ハリファイバー
・閃刀起動-エンゲージ
◯緩和
・十二獣ドランシア
・十二獣ブルホーン

【準制限】
◯規制
・オルターガイスト・メリュシーク
・閃刀姫-カガリ
・D-HERO ディアボリックガイ
・トリックスター・ライトステージ
◯緩和
・破壊輪

【規制解除】
・A・ジェネクス・バードマン
・エルシャドール・ネフィリム
・エルシャドール・ミドラーシュ
・召喚師アレイスター
・D-HERO ディスクガイ

このような結果となりました
今期は閃刀姫、オルターガイストを中心にサンダードラゴンのような新規のデッキも合わせて様々なデッキが活躍した環境でした
また、その中でもシェアが高かった始めに挙げた2つのデッキについてもそこまで大きく動くデッキではなく比較的低速な落ち着いた環境であったと言えるかもしれません(エクストラリンクや先行1KILLを狙うようなデッキも多種存在はしましたが)
それもあってか全体的にレギュレーションの動きが少なめの予想となっています


それでは各規制について個人的な考察を踏まえながら詳しく見ていきましょう
各規制について得票数の高い物を中心に2、3種類について書いていきたいと思います


まずは、禁止カード
アンケートの結果は以下のとおりです



最も票を集めたのは《ダンディライオン》でした
どこからでも墓地に送られるだけで2体のトークンを特殊召喚できるというその効果からリンク召喚と非常に相性がよく、リンク登場以来様々なリンク系デッキで使用されてきました
現在制限カードではありますがレベル3であったり植物族であることもあり、デッキの中にいても場に出したり墓地に送るのが容易であり、また墓地で発動する効果であり1ターンに1度等の制約もないため墓地に送ったあと手札に戻す等することでデッキに1枚あるだけで何度も効果を発動することができました
今期の終盤にはこれを利用して何度も効果を発動してトロイメア等によるエクストラリンクを狙いに行くデッキ登場したこともあり今回の禁止予想となりました

次に票を集めたのは《アマゾネスの射手》です
自分フィールドのモンスター2体をリリースすることで相手に1200ポイントのダメージを与えるという所謂射出系効果を持ったモンスターです
前回禁止になった《キャノン・ソルジャー》や《トゥーン・キャノン・ソルジャー》と同じ系統のモンスターでありそれら同様に1ターンに1度の制約がありません
そのため上記の2枚の代わりとして白羽の矢が立ったこともあっての今回の禁止予想でしょうか
ステータスに恵まれており《M.X-セイバー インヴォーカー》に対応しているためインフェルニティやゼンマイ等のレベル3含めたモンスターを複数並べられるデッキで昔から先行1KILLを狙いに行く場合に使用されていました
今期でも相変わらずこれらのデッキで一部使用されていたみたいですね



続いて制限カードです



準制限も同様なのですがとても多くのカードの名前が上がっていますね
今期の群雄割拠具合とそれに伴う予想の難しさが感じられますね

制限カードとして最も票を集めたのは《閃刀起動-エンゲージ》でした
閃刀姫デッキのキーカードですね
少しずつ減っていたとは言われていても今期の総合的なシェアトップはやはり閃刀姫で間違いはないでしょう
「魔法カードを軸に戦うテーマでその安定性、返し性能、そして何よりアドバンテージを稼ぐ力が高く純粋な閃刀姫デッキとしてのみならず一部のカードを出張しての採用も目立ちました」
と、前回の予想のときに書いたのですが出張していた理由であった《閃刀機-ホーネットビット》が前回の改訂で制限になったため、出張するタイプのデッキは減りその分純粋な閃刀姫デッキの活躍が目立った気がします
そしてその閃刀姫デッキにおいて上述した安定性やアドバンテージを稼ぐ能力の要因となってはいたのが、この《閃刀起動-エンゲージ》でした
そのため一番規制がかかりやすいのもこのカードだろうという予想になっています

その他に規制予想として上がっている《オルターガイスト・プロトコル》、《オルターガイスト・マルチフェイカー》はどちらもオルターガイストデッキの主要カードです
オルターガイストデッキは罠カードを中心に戦うデッキであり、様々な形で相手の行動への妨害をしながらアドバンテージで差をつけていき勝つ、と言ったようなデッキです
罠中心ということもあり低速気味なのが弱点でもありますがそのかわり妨害性能や安定性、一定の返し性能もあり非常に器用な印象を受けるデッキです
今年の世界大会でも一般の部で世界2位になっていました
《オルターガイスト・マルチフェイカー》の登場により大会で見かけるようになったデッキではあるのですがこのカードのみに強みが集中しているというわけでなく全体的にバランスよく優秀なカードが有り《オルターガイスト・マルチフェイカー》はあくまでもその強さを最大限に引き出せるようにしたカードと言った形です
そういった事情もあってかどのカードが規制されるのか読みにくく準制限で挙げられている《オルターガイスト・メリュシーク》も合わせて幅広いカードが予想に挙がりました

そして、緩和予想として今回絶大な人気を誇ったのが《十二獣 ドランシア》でした
十二獣デッキのエース的な存在のカードであり、十二獣が環境を支配していたときに真っ先に禁止になったカードでした
環境を支配していたときはとりあえずどんなデッキでも十二獣を混ぜて損はないという言い方をしてもあまり語弊がないレベルで様々なデッキで使われており、その分愛用者も多かったのかアンケートを取るたび《十二獣 ブルホーン》と合わせて緩和予想として顔を見せている気がします
多少性質は違うとはいえ《ダイナレスラー・パンクラトプス》の様なフリーチェーンの破壊効果持ちをどんなデッキでも入れられる時代になってきていますし、登場から2年、禁止になってから1年以上経った今制限に復帰できるのでしょうか


次は準制限です



今回規制されるカードとして最も票が集まったのは《D-HERO ディアボリックガイ》でした
《終末の騎士》や《ダーク・グレファー》でこのカードを墓地に送る事でそのまま《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚につなげることができ、更にそのまま《サモン・ソーサレス》にもなれ、《聖騎士の追想 イゾルデ》で特殊召喚したモンスターと合わせてデッキから好きな戦士族モンスター2体を特殊召喚することができます
この様な動きを組み込んで大量リンク召喚を狙う戦士族系のデッキが今期に入ってから多く見られるようになりました
効果の性質上準制限になるだけでその性能が半減以下になることになり大きく影響が出るため、非常に強いカードではあったのですが制限ではなくひとまず準制限での予想です

対して緩和として最も票を得たのは《破壊輪》でした
長年禁止カードだったカードですがエラッタにより性能を抑えられ制限に復帰しました
同様の経緯で制限に復帰したカードの多くはそのままあまり使用されることもなく無制限まで緩和しているものが多いのですが、このカードは制限復帰直後はフリーチェーンで相手モンスターを破壊できるカードとしてそれなりに多くのデッキで採用されており長らく制限カードのままでした
しかし、近年罠カードや手札誘発の性能向上、デュエルの高速化、耐性のあるモンスターの増加など様々な理由から採用率は落ちていました
また、先日のEXTRA PACK2018にてこのカードを召喚条件に直接指定したカードである《デストロイ・ドラゴン》が登場したこともありこのタイミングでの緩和予想となりました


最後に制限解除です

 



得票数最多である《D-HERO ディスクガイ》は《破壊輪》同様長年禁止カードだったのがエラッタにより復帰したカードです
前回の改訂で準制限まで戻っています
現状特に暴れているわけでもありませんし、そもそもエラッタの内容が効果の発動をデュエル中1度にするというものであったため制限解除の影響も低く順当に解除されるのではないでしょうか
その他の解除予想カードも近年準制限に復帰したカードで大会でそこまで見られないカードが中心なので解除されるのではないかという予想ですね

アンケート結果への感想は以上となります
この中から何枚くらい当たるのか発表が楽しみですね
もう今にもレギュレーションが発表されてもおかしくない時期になってしまっているので、この記事も発表に間に合えと祈りながら書いております(毎回同じようなこと言っている気がしますが)
こういった状況ですので次回の活動(9/21(金)18時)にはVジャンプも発売されており必ずわかっていることでしょう
ということでまた次回の活動でお会いしましょう

 

ルールを守って楽しく決闘!!