昨日は最後と決めた人工授精の日だった
11:00に出て、12:30に培養室へ、16:30に施術予定
45歳。産む時には46歳。
3人目への挑戦。
3人目の挑戦を決めてから、3人目には反対の主人の説得やその準備に5ヶ月。説明資料も作って、最後は主人もお手上げモード。でも理解して人工授精にも協力的なとても素敵な旦那さん。
初めはグレード1の初期胚が二つ残っていたから。廃棄するのもできなく、一緒にお腹に戻したのが今年の3月。その時は初めて、着床すら至らなかった。これで最後と決めていたので、お世話になった先生にはありがとうございましたとお礼してしみじみとクリニックを後にしたものだった。
でもその後。
街で子連れを見ると、必ず子供の人数を数えてしまう。1、2、3、…と3人目を見るとものすごく寂しい気持ちになる。諦めきれない気持ちを主人にLINEで伝えるも、単なるつぶやきとしか映らない、なしのつぶてだった。
これは本格的に説得しなければというのと、ではなぜそもそもそんなに子供が欲しいのか、にきちんと向き合った。ノートに書いて頭を整理して。
●最後の妊娠可能なチャンスをデメリットにしか着目しないで諦めることをしたくないこと。
●負担は3人で3倍には膨らまないけど、幸せは何倍にも膨らむこと。
●私たちが高齢でそこまで長く一緒にいられないから、子供同士で助け合えるのではないかと思ったこと。
●3人だと社会ができること。
などなど。
こうして10ページくらいのプレゼンを作成。
主人に説明する時は緊張。
でも、受け入れてくれた、包容力のある旦那さん。
こうしてまたクリニックを訪れてたのは今年の8月。
そこから人工授精を2度できた。
そして昨日の3回目。
2度の人工授精の間、期待よりも不安や申し訳ない気持ちが高まっていった。
わたしひとりの気持ちで進める妊活。
AMHも0.15で、確率もとても低いのに真摯に向き合って下さった先生。仕事の日も採取に協力してくれた主人。
一昨日。
人工授精の前日。
クリニックへの道は冬の快晴のもと、静かな環境で行けた。なんだか排卵が近そうだ、という先生の言葉。
お支払いをすませて、主人にスケジュールを伝える。併せて不安も伝える。
その金曜日の夜と、当日土曜日の朝。ていねいに話を聞いて意見してくれた。
決めきれない私に、「どちらか決めていいの?」「であれば、やめておけば、自分のせいにしていいから。」と言ってくれた優しさ。
11:00の家を出る時間まで、自分の気持ちは行ったり来たり。夫婦で話している時は、行く、が強かったけれど、子供を触っている時は、行かない、が強くなった。
11:00まで決めきれず、クリニックへのキャンセルの電話もかけられず、「電話かけられないほど悩んでるのなら、行って来れば」と採取に向かおうとする優しい主人。
ちょっとまって、と最後の逡巡をしていると、離れたところでゴツっと物音がした後に「わーん」と泣き声。下の子が階段に頭をぶつけてしまった様子。
すぐに駆け寄って、「ああ、やっぱりやめよう、3人目ができたら、その分この子達を今のように見ていられない時間ができてしまう。2人への時間が薄くなる」と咄嗟に思い、クリニックへ電話。
キャンセルすること、これで通院もなくなるので先生にお礼できず申し訳ないこと、感謝の気持ち、をばーっと聞いた受付の人には迷惑をかけてしまった。
これで終わり。
なぜ不安が大きくなってしまったのかは、たくさんあるけれど、
●障害があったらどうしよう
●その場合、家族に負担がかかる
●仕事この年齢で休みづらい
●体がついていかない
●忙しくなって旦那さんの幸福度が落ちる
●自分の気持ちだけで、誰のためにやっているのか
●また離乳食をつくったりすべて初めから子供を育てることが本当にできるのか自信がなくなっていた
などなど。
46歳で出産されている芸能人の方を希望にしていたけれど、それは環境にも恵まれた方々の話。
インスタを見て、47歳で1歳のお子さんを抱っこ紐で連れているお写真を見て、正直(自分だったら)キツイなと思った。
そしてその方達は第二子を46歳で出産。
本当に恵まれたことに、私には子供が2人来てくれた。
第二子だったら、私も躊躇はなかったと思う。でもここから第三子…というのはさらに強い決意が必要だと思う。
先日久々に会った従姉妹。第二子を41歳で産んで、今小6の子供を育てている。2人に会って、短かった目線がようやく長く遠くをイメージできた。
もし人工授精に行っていたら、それは私だけの判断。でも、今回人工授精に行かないと決めたのは、夫婦の決断。長い家族人生で、独断でなく夫婦の決断が最後にできたのは、2人の信頼を強めるし、2人の人生の糧になると思えて、心強かった。
そして、可能性がある中で、行かないという判断をした自分に、なんだろう、誇らしい気持ちを持てる。(余談ですが今年占い師に、3人目は難しいと思う、と言われて引っ掛かっていたのですが、難しいもなにも、自分からその前に可能性があるかもしれないけど自分で決断してやめた、という事実が、どうだ・見てみろ!という勝った感があります)
気持ちが落ち着くまで時間かかるかもしれないけど、子供2人に、授かっていたかもしれない3人分の愛を、これまでの1.5倍注ぎたいと思います。
これにて妊活を自主退学。
最近の冬空みたいに、いつかすっきり振り返られるだろう。