昔の自分で書いたページを読み返すした。
 結構面白い。
 知識も足りないし、感情的だし、見方が偏ってるし、恥ずかしいものしかない。
 
 けれど、いま見てそう思うのだから、一年くらいでこんなふうに成長したのかが分かる。

 スクールカウンセラーの必要性。
 学校の先生。
 フリースクール。

 考え方が変わった要因には、いくつか思い当たる。
 
 成長していると感じるときが、一番楽しい。
 この前行った、勉強会での話。

 臨床心理士を目指す学生を主な対象とした勉強会。テーマは災害ケア。
 気づいたこと、考えたこと、たくさんあるけれど、特に印象に残ったことを書く。

 災害によって、心のケアが重要視されたのは必然。しかし、それにきちんと対応できる心理士は少ない。知識がない、という。たしかに、授業のカリキュラムに、内容に、災害ケアはほとんど書かれていない。

 ボランティアに行きたい、何か役に立ちたい、と思っても行動に移せない人は多い。
 腰が重いのだ。
「自分に何ができるのか分からない」。
 心理は腰が重い。
 慎重ともとれるが、時と場合によるだろう。
「現地に行って、考える」、この外国での考えは日本には少ない。きちんとしたシステムがないと、支持がないと動けない。

 心理士の役割とはなんだろうか。
 医師の支持がないと何もできない。彼らと心理士の役割は同じか?
 ちがう。
 主体性、自主性に乏しいのは多くの日本人に当てはまることではないだろうか。
 所属している学科が、福祉、心理関係のため、自ら行動できる人材に育てようと学校側はしている。
 けれど、行動力のある人は、自分から進んで行う人はやはり少ないように思う。

 学生の関心が薄い。
「ボランティアに行きたい」と思っていて行っていない人は多い。
 どうやって、ボランティアに行けば良いのか分からない、こういう人は多いと思う。わたしもそうだった。
 行ける人ばかりではない。行かないでもできることは、なんだろうか。

 考えなければならない課題は多く、正直いまの私には分からないことの方がたくさんある。

 国境なき医師団に所属していた医師は、被災地にすぐに支援に行った。
 震災が起こったばかりのとき、「ボランティアに行きたいけれど、今の私にできることがあるとは思えない。これから先ずっと支援が必要になる。だから今は、そこで役に立てるだけの技術を身につけるために勉強をしようと思っている」というと、そんなことはない、という。
「とりあえず、行ってみなさい」。

 私に何ができるのか。

 ボラバスに乗って、一晩寝たら、現地に着いている。
 そこで、「さあ、これからどうする」
 自分に何ができるかを考えなさい。

 
 

 

 最近、ニュースでまた子ども手当てが話題ですね。

 この前出た課題で読んだこの本、


子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)/阿部 彩
¥861
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 子ども手当ての記述はなかったと思いますが、 かなりいい本だと思います。

 おすすめです。

 

 福祉は弱者の代弁者にならなければなりません。

 日本の福祉制度はどうでしょうか?

 

 国があるから国民がいるのではなく、国民がいるから国があるのです。

 

 一人一人が考え、行動しなくてはなりません。