2024年7月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、( )内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★1~5で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。


98(07)『九十歳。何がめでたい』★★★★


草笛光子と唐沢寿明の掛け合いが可笑しくて、ずっと観ていたくなるほどだった。


特に、昭和のオジサンを悲哀たっぷりに演じた唐沢のコメディアンぶりは、控え目に言って最高。


愛子先生のエッセイはどれも心に響くものだったが、子どもたちの声を「天使の合唱」に喩えた一編は、胸に沁みた。


愛子先生に連載を決断させるためにしつこく粘った吉川が、完全にはアップデートできないまでも少しずつ変化していく様が見られて嬉しくなった。


木村多江、真矢ミキ、清水ミチコ、LiLiCo、三谷幸喜、オダギリジョー、石田ひかり、宮野真守といった出演陣の起用法も豪華で、登場した瞬間、にやりとしてしまった。


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