2024年7月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、( )内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★1~5で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。


94(03)『リッチランド』★★★★


キノコ雲の校章は初めて見たときはギョッとしたけれど、そこで思考停止してしまっていた。


本作では、なぜそうなっているのかということが町の歴史やそこに暮らす人たちへのインタビューを通して少しわかった気がする。


リッチランド高校に通う生徒たちが車座になって語り合うシーンは、貴重だと思った。


そして、アメリカ在住の広島被爆3世の芸術家の作品は、とてつもないインパクトがあった。


長崎に投下された原爆ファットマンの原料のプルトニウムを作り、その後も大量のプルトニウムを生み出してきたハンフォード・サイト。


ぼくは2005年4月に訪れ、本作の中にも出てくる新生児のお墓も見て、被害者と交流して衝撃を受けた。二度と繰り返されないように、多くの人に見て一緒に考えてほしい。


https://richland-movie.com/