黒革の手帖というと松本清張の作品ですが、
手書きの手帳で上司の予定管理をしていた時代を知る私は、
Outlookスケジュール等で調整する今の時代がとても便利に思います。
自己満足の世界になりますが、
手書きの手帳で調整していたときの工夫が今でも役立っています。
例えば、スケジューラーにある「詳細欄」は、
手帳ですとメール内容を貼り付けるということはできないので、
案件内容を簡潔にまとめ正確に明記し、上司に報告する必要があります。
そのために、調整依頼する場合、または、調整依頼を受けるときから、
この調整のどこに重きを置き説明し調整を進めていくか整理して開始する必要があり、
メモやノートに「ポイントを書き出す」という作業を私は重要視しています。
「秒」でメール返信という文化もありますが、
「秒」のメールやり取りで何往復するよりも、
「5-10分」の間に上司の意向、関係する担当者や連携する部署等からの情報を集め、なるべく少ない回数でのやり取りで完結する方が、結果、後味もよくスムーズにFIXすることの方が多いものです。
手帳の時代は電話での調整も多かったので、
何度もやり取りするのは失礼ですし(先輩秘書に怒られちゃいますし)、いやはや大変でした。
基本的な話になってしまいましたが、
最近「秒」で返信する秘書の方に悩まされまして、手帳の時代のことを思い出し、この記録に残します。