小さな恋のうた   モンゴル800




広い宇宙の数あるひとつ 青い地球の広い世界で


小さな恋の思いは届く 小さな島のあなたのもとへ



あなたと出会い時は流れる 思いを込めた手紙も増える


いつしか二人 互いに響く 時に激しく 時に切なく


響くは遠く遥かかなたへ 優しい歌は世界を変える



ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの


ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌


ほら ほら ほら 響け恋の歌



あなたは気付く 二人は歩く 暗い道でも日々照らす月


握り締めた手 離すことなく 思いは強く 永遠誓う


永遠の淵 きっと僕は言う 思い変わらず同じ言葉を


それでも足りず 涙に変わり 喜びになり


言葉に出来ず ただ抱きしめる ただ抱きしめる



ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの


ただ あなたにだけ 届いて欲しい 響け恋の歌


ほら ほら ほら 響け恋の歌



夢ならば覚めないで 夢ならば覚めないで


あなたと過ごした時 永遠の星となる


ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの


ただ あなたにだけ 届いて欲しい 響け恋の歌


ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの


ただ あなたにだけ 届いて欲しい 響け恋の歌


ほら ほら ほら 響け恋の歌






ーEND-  

天体観測    BUMP OF CHICKEN





午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった


ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい



二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょってきた


始めようか天体観測 ほうき星を探して


深い闇に飲まれないように 精一杯だった


君の震える手を 握ろうとした あの日は



見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ


静寂を切り裂いて いくつもの声が生まれたよ


明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった


「イマ」というほうき星 君と二人追いかけていた



気がつけばいつだって ひたすら何か探している


幸せの定義とか 哀しみの置き場とか



生まれたら死ぬまで ずっと探している


さあ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して


今まで見付けたモノは全部覚えている


君の震える手を 握れなかった痛みも



知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ


暗闇を照らすような 微かな光 探したよ


そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている


「イマ」というほうき星 今も一人追いかけている



背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった


宛名の無い手紙も 崩れるほど 重なった


僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ


ただひとつ 今も思い出すよ



予報外れの雨に打たれて 泣き出しそうな


君の震える手を 握れなかった あの日を



見えてるモノを見落として 望遠鏡をまたかついで


静寂と暗闇の 帰り道を駆け抜けた


そうして知った痛みが 未だに僕を支えている


「イマ」というほうき星 今も一人追いかけている



もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで


前と同じ午前二時 フミキリまで駆けてくよ


始めようか天体観測 二分後に君が来なくとも


「イマ」というほうき星 君と二人追いかけている




ーEND-






虹       Apua Timez



大丈夫だよ 見上げればもう


大丈夫ほら 七色の橋


やっと同じ空の下で笑えるね



靴紐を結び直すとき 風が僕らの背中を押す


空がこぼした光の向こうに あの夢の続きを描こう


左胸の奥が高鳴る 期待と不安が脈を打つ


本当に大丈夫かな 全て乗り越えてゆけるかな



大丈夫だよ 見上げればもう


大丈夫ほら 七色の橋


涙を流しきると空に架かる


ねぇ見えるでしょ 遥か彼方に


僕にも見える 君と同じの


二つの空が今ひとつになる


やっと同じ空の下で笑えるね



別々の空を持って生まれた 記憶を映し出す空


君には君の物語があり 僕の知らない涙がある


もしかしたら僕が笑う頃に君は泣いてたのかもしれない


似たような喜びはあるけれど 同じ悲しみはきっと無い


約束で未来を縁取り 言葉で飾り付けをする


君は確かな明日をきっと誰より欲しがってた



巡る季節のひとつの様に 


悲しいときは悲しいままに


幸せになることを急がないで


大丈夫だよ ここにいるから


大丈夫だよ どこにも行かない


また走り出すときは 君と一緒



涙の無い世界にも その橋は架かりますか


壁に刻まれた落書きは ダレカの字によく似てた


悲しみを遠ざけることで 君は橋をかけようとした


けれど今 傘を捨てて目をつぶる



だいじょうぶ…



大丈夫だよ 見上げればもう


大丈夫ほら 七色の橋


涙を流し終えた 君の空に


ねぇ見えるでしょ 色鮮やかに


僕にも見える君と同じの


絆という名の虹が架かったね


そして二つの空がやっとやっと一つになって


僕らを走らせるんだ