ホドロフスキーの映画を観るってまさしく宗教だ。
カルトムービーだから、カルト教というわけでないが、
一貫してブレなくいっちゃてるおじいさんを慕う観客はホドロフ好きと呼びたい。
もっとも「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」「サンタサングレ」と公開時に洗脳された世代としては決して他人事ではないけどね。
でも未完ながらその過程で後世に残したDNAがここまで映画界蔓延しているとは知らなかった。
自らの魂の戦士と呼ぶ同志たちを偶然の繋がりから発掘していく過程は圧巻。
壮大ビジョンを実現する宗教家、あるいは革命家とその使徒たちのようだ。
一般的な尺度からずれていても、思い込みは世界を変える。
念じて行動することで実現するのだ。
偏愛度合★★★