勿論原作(!)は未読。
もっとも、昔よくあった観る前に読むか、読んでから観るかなんて悩む人はいないだろうけどね。
教徒ではないので、どこらへんが原作によるものか、監督のトンデモ系ヴィジョンなのかは不明。
「ウォッチャー」なんか、上映前の予告編で刷り込まれた「トランスフォーマー」の先祖かと思ったよ。
 
まあ、結論を先に言えばまことに酷い映画だ。正直観ないでいいよ。
偽善的には同じ思いの人を増やしたくない、でも同じ苦しみを皆で味わえという思いもあるけど。
 
「The Creator Has a Master Plan」というくらいなので、
創造主(監督さん)の頭の中には壮大なプランがあろうけど、それがいまいちよくわからない。
監督自身も神を信じていなそうで教義布教映画というわけでもなく、実際上映禁止運動もあるらしい。
かといって原題にも通じる寓話としての普遍化を狙っているのにしてはハズシまくっている。
 
そもそもノアの箱舟ってパソコンでいえば調子悪くなってきたから、
いっそのことリカバリしようとデーターのバックアップを外部に保存していたけど、
何故か人間はコピーガードがかかっていて保存できないというお話。
この話自体「御言葉」というメッセージを大義名分とした大量殺人のオリジナルみたいなものか。
 
 
偏愛度数★