ゼミで取り上げたいテーマについて
私がゼミで取り上げたいテーマは、ファッションと美容である。
元々服が大好きで、自分を少しでも良く見せてくれるメイクが好きだからだ。
二つとも「外見」に大きく関係する。人によって、服装もメイクの仕方も十人十色で、そこには「個性」があり、自分を表現するものだ。
ただ、自分は服や髪型、メイクで「こう表現したい」と思っていても、他人の目に「どう移っているか」は全くの別問題で、そこに男ウケ、女ウケが存在する。自分の「個性」を貫き通していくのか、周りの目を気にして「自分は好きだけど人目が気になるから・・・」といくのか。そこで人間一人一人の性格も現れていると、私は考える。
単に、服が好きでメイクが好きで・・・と、取り上げるだけではただの自己満足に終わってしまう。
そこで、ファッションと美容を追求した上で、人の目に映った時のウケや性格の現れも追求していきたい。
今まで受けた授業で最も興味深かったもの
私が今まで受けた授業の中で一番興味深かった授業は、大谷大学の授業のフランスの民衆文化という授業だ。主に授業では、フランスの映画を見て、配布されたプリントに記入したり、感想を書いたりするのだが、その授業で見た「アメリ」という映画にとても感動した。
正直、映画の内容に特別惹かれた訳ではない。
主人公の女の子アメリは、妄想好きで恋愛に臆病な女の子である。そのアメリに、フランスのモンマルトルの街並みから、室内のインテリア小物に至るまで、とてもピッタリで私は映像に目を奪われてしまった。そんなアメリを取り巻く世界は、眩いばかりにヴィヴィッドな「緑」と「赤」で統一されているのがすぐ分かる。
ある日、そこへ「青」い手提げ袋を持った風変わりな青年が現れる。自分と同じにおいを感じたアメリはすぐさま恋に落ち、彼女なりの猛アタックを開始するのだ。
すると、それまで「緑」と「赤」ばかりだった画面に「青」が加わっていったのである。室内の照明ランプや、アメリの職場である喫茶店の小物や、着ている洋服や、そしてついには空までもが「青」空に変わる。
人間が恋をすると、それまで見てきた世界でもまるっきり違って見えると表現したいかのような映像の色彩の使い方が、私の中で鮮明に記憶に残っている。
この映画のレトロな雰囲気、色彩、アメリが私のツボだった。
普段、あまり映画を見ないので、多分私がフランスの民衆文化の授業を取っていなかったら「アメリ」に出会うことはなかっただろう。そういった意味で、この授業が私にとって今まで受けた授業の中で最も興味深かった授業といえる。
