あとで電話していい?ってLINEして
「寝てなかったらw」
この彼の返事のダブルマークに安堵した。
たったこれだけの事で、
ぶっ倒れそうになった。
その後に訪れる不安。
怪我をして落ち込んでる彼になんて言えばいい?
また怒らせるかな?
凹ませてしまうかな?
楽しませる事なんて出来るのかな?
私の無力さが浮き彫りになって、
結果彼を余計に傷つけるんじゃないかって。
手が震えた。
でも彼は、いつものように。
電話に出た。
大丈夫?何があったの?心配だった。
痛い?傷は?
聞きたいことはたくさんあったけど、
聞かれるのは嫌だと思ったから言えなくて。
どうにか話を逸らしながらいたけど、
やっぱり聞いちゃって。
「もう放っといて」って言われた。
「じゃあもう聞かない」
そう言ったあと、
少ししたら彼の方から何があったのか教えてくれた。
大事に至らなくて良かったって言ったら
大事に至ったほうが良かった、こんな中途半端に怪我するくらいならって言われた。
そしたら。
今電話なんか出来ないんだよ。
居なくなったらダメだよ。
私の我儘だけど、それは嫌だよ。
あなたがそんな事になったら、私は絶望感で
生きる事を悩んでしまう。
そのくらい大事で、そのくらい大切。
回らない頭で、何言ってるかわからなくなりながら、それを伝えていったら
「じゃあ会いに来れば?」
って、言ってくれた。
「……いいの?」
一緒にゲームしながらだったから。
手元がくるってゲーム内のキャラが変な行動してた。
彼はぶっきらぼうで。
考え方が合理的で。
白か黒しかなくて。
筋がしっかり通ってて。
誤解されやすいけど、とても厳しくて優しい。
そして、気まぐれな猫のようだ。
どうなるかわからない。
気持ちが変わるかもしれない。
だけど、会えるって。
その少しの期待で。
私は、やっと肺の隅々まで酸素を取り入れることができた気がする。
私って単純。