ゲームに慣れてきた頃。
私と彼の仲もどんどん近くなっていった。
グーグルアースで彼が口頭で指示を出して、
自宅までの道のりを教えてくれたり。
「覚えた?ここまで来れる?」って笑いながら聞いてきたから「うん、行く」って言った。
実際、方向音痴の私は一度そんな事したからって行けるわけないし。
彼も本当に来て欲しくて言ったわけじゃないけど。
なんか嬉しかったのを覚えてる。
電話を切る時も、必ず「好きだよ」って伝えてた。
言いたくて。
伝えたくてしょうがなかったから。
「そっちは?好き?」「ん?」
「ねーどっち?好き?」
しつこく聞くと答えてくれる、
ぶっきらぼうな「すきだよ」が。
嬉しくて。
幸せで。
このまま死んじゃっても、笑って死ねるんじゃないかってくらい満たされた。
ゲームの中では相変わらず、敬語で話してくる彼だったけど。
彼と一緒に遊びたくて。
何とかレベルを近づけていった。
(結構差があったの)
その結果。
居場所を無くすのが怖くなったのか。
例の女の子が居なくなった。
私のチャットの仕方がウザイ?とか。
みんなして私ばっかり構うから、とか。
なんかそんな感じで。
彼とその子の友達関係も切れてしまった。
私は、違和感を感じた。
毎日私は彼女の愚痴を聞いたり、
励ましたりしてきたのに。
むしろ一番私が構ってたのは彼女なのに。
そして、彼に申し訳ないって気持ちでいっぱいになった。
彼の友達を傷つけてしまった。
邪魔をしてしまった。
そんな気持ちでいっぱいで。
悲しくて何度も泣いた。
彼との電話でも泣いた。
ライバルいなくなってラッキー☆って思えるくらい図太い人間なら良かった。