今朝、水槽の前で次男が立ち止まっていた。

「ねぇ、ママ。金魚、元気ないよ。
動かないし、目が曇ってるように見える。」

言われて見てみると、
一匹が水槽の下の方で、じっとしていた。
そのまわりを、他の金魚がゆっくり泳いでいる。

すると次男が、ぽつりと。

「家族の金魚も、心配して見に来てるんじゃないかなぁ…」

その言葉を聞いたとき、
ああ、この子はこうやって世界を見ているんだな、と思った。

動いていないことだけじゃなくて、
目の様子に気づいて、
まわりの金魚の動きにも気づいて、
そこに気持ちを重ねる。

なんだかとても大事なものを
見せてもらった気がした。

そのあと金魚はまた泳ぎ出して、
今は元気そう。

でも、今日いちばん心に残ったのは、
金魚よりも、
それに気づいて言葉にした、この子の眼差しだった。

生きものを、
ただ「いるもの」としてじゃなく、
関係の中で見ている。

そんなふうに世界を感じているんだな、と。

今の幼稚園児ならではの可愛さが、
とても尊く感じた。
この先も、変わらない優しさを持ったまま
成長してくれたらいいな。

静かだけど、
忘れたくない朝のひとコマ。