自分の好きな言葉の一つに「ダウナー系の努力」というのがある

たしか松尾スズキの昔のエッセイに出てきた言葉のような気がする。

 

カーテンが無いので朝が来ると日光が直に顔に当たり非常にまぶしい。

だから朝方は寝返りを打ったり顔を背けたりして目が覚めないようにしてる。

このことを劇団員に話したら「松尾さーん、カーテン買いましょうよ。

まぶしくなくなりますよ?」と半笑いで言われた。確かにその通りだ。

けど、カーテン買いに行くのが面倒で、頑張ってる私の努力も買ってもらいたい。

アメリカ人を見てみろ、何かあったらすぐ告訴告訴だ。

我慢しろとは言わないが

あいつら、ダウナー系の努力を知らない。

 

うろ覚えなんで間違ってると思うけど、確かこんな文面だった。

 

どういう意味かというと

非合理的だけど・その方向で頑張っても物事は解決しないけど、

ものぐさでしょうもない意地とやる気のなさで無意味に頑張ってる様をいう。

 

昨晩はまた昼とはうって変わって冷え込んだ。自分は最近

大判のタオルケット一枚をかけて寝てるんだけどこれだと昨日の晩のような

寒さだと、足が冷えて眠れない。しょうがないので手が届く近くにあった

春物の起毛のネルシャツを足にかぶせて寝た。それでも寒くて熟睡できなかった。

本当はクローゼットから毛布を一枚出すとか電気あんかを引っ張り出すとか

ちょっと手間をかければ暖かくして安眠できるけど、そのひと手間がめんどくさい。わざわざ寝床から起きて毛布を取りに行く手間がもう嫌だ。

うとうとの半睡半覚で朝まで過ごした。

 

これが「ダウナー系の努力」である。

ただのものぐさなだけじゃないか、と言われればそうだけど。

 

 

  スティーブ・アルビニ、死去

X(Twitter)みてたら流れてきたのでびっくりした。早い。享年61歳。

 

この人の仕事では(知名度があるからしょうがないにせよ)

ニルヴァーナの「イン・ユーテロ」が真っ先にあげられることが多いけど

それ以外にも優れた仕事をたくさんしてます。

61歳は早いなあ、死因は心臓発作か…