ようやく季節相応の涼しい(肌寒い)気候になり
雑穀米で作るおじやを毎日食べられる季節になった。
寒い時期は夕飯はほぼ毎回この雑穀米で作るおじやである。
それにおかずを足す程度。煮干しと昆布でだしを取り、
きざんだ大根葉やカブの葉をいれて削り節もどっさり入れる。
味付けは塩をすこしと、丸美屋の混ぜ込みわかめ。
これの「しらす」と「鮭」と「わかめ」の3つをローテーションで使う。
梅干しや金山寺味噌を添える時もある。黒ごまや海苔を散らし時々は温泉玉子をおとして動物性たんぱくを補給したり。冬はずっとほぼ毎日の夕飯がこのおじや。玄米や雑穀類の硬い歯ごたえも、おじやにすれば柔らかくなるし白米で作るおじやと違い煮崩れないで粒がしっかり残ったままなのがいい。これでまったく飽きないしお通じも毎朝必ずある。
ただ、いろんなモノをごった煮にしたおじやだから見た目は
あまり良くない。例えるなら鍋のシメのおじやを三角コーナーにぶちまけた、みたいな見た目だ。その代わり栄養価は十分、体も温まるし金もかからない。
(記事タイトルは坂口安吾の同名の随筆の真似)