福島の首長選ほか、地方の首長選で与野党が相乗りして応援するといったやり方が横行している結果、敗北を喫するという事態が起こった。
国政と県政との大きな評価の隔たりがあるんじゃないかな、と俺は思う。まぁ確かに、株価も上がって景気は良くなって、賃金も政府主導でやってはくれているんだけど・・・。地方政に関しては、福島県や宮城県他、震災の復興を本格的かつ速やかに進めることが出来れば、間接的とはいえ評価も上がって他の都道府県でも評価は変わってくる。直接的に関係無いにしても、そういうイメージって大事だから。景気回復の為に必要なことはやっぱりインフラの整備。道路を作れって言うんじゃなくて、そのメンテナンスや作り変えをして、モノや人の流通を増やすのがいいのかな。あとは、地方教育の充実かな。教育ってやっぱり重要だし。設備投資や教員の採用枠を増やす方向で屋って欲しいね。教育って国や地方の将来を左右するから、その意味で「先行投資」することは大事。モノとして返ってくるわけじゃないが、やっぱり教育は投資だと思う。
個人的な安倍内閣の評価としてはよくやっていると思う。消費税やTPPのことは反対したいけれど、外交や安全保障面、賃金を上げようとしていることは評価する。オリンピック開催は副産物として考えたとしても、よくやれてると思う。
首長選で敗北が相次いでいるのは、復興があまり進んでいないということの不満の表れが間接的に響いているんじゃないかと思う。直接関係無い地方でもね。フィリピンに支援金や人道支援を打ち出したこと自体は評価するけど、それに反して「政府は、震災復興よりもフィリピンを大事にするのか」という空気が出来てもおかしくない。
国際評価は高まっても国内評価にマイナスに響くんじゃないかな。日本にとってどちらも重要な課題ではあるので、復興事業もしっかりやって欲しい。