【Why型思考】今求められる人材とは | AQUOSアニキの言いたい放題

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徒然なるままに俺自身のネタや、政治・社会ニュースへの辛口コメント、最近観た映画の感想とかを書き綴ります。

たまーにブログのデザイン変更とか自作ブログパーツを出したりします。「ムホホ~♪」

どうも~!

朝食をマクドナルドで済ませて、その間に、こういう本読んでました。


「WHY型思考」が仕事を変える (PHPビジネス新書)/細谷 功
¥840
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新興国によって技術競争力が脅かされている我が国が一歩さらに進むためには、

今まで培ってきた「What型思考」から「What型思考」への転換が必要になる。


  • What型思考・・・指示通り言われたことをそのまま実行する
  • Why型思考 ・・・その指示の背景や理由、真の原因を探り出し、指示の要求を満たすよう実行する

今、俺が目指すべき人材像はどこにあるのか、

一歩抜き出した人材になるにはどうすればいいか、それを問う著書だと思います。


1つ、少しだけ引用します。



(引用)


「ある日、友人が猿の実験について話をしてくれた。
4匹の猿が部屋の中に入れられた。
部屋の中央には高い支柱が置かれ、その先から沢山のバナナがぶら下がっていた。
1匹のおなかを空かせた猿がバナナを取ろうとして支柱に登った。
やっとバナナに手が届いたそのとき、突然天井から冷たいシャワーが降ってきた。
猿は悲鳴を上げ、バナナを取らないまま支柱を降りた。
次々に他の猿もバナナを取ろうとして支柱に登った。
そしてそのたびに冷たいシャワーを浴び、バナナを取らずに降りた。
猿たちは何度かこれを繰り返したが、結局バナナを取るのをあきらめてしまった。

ここで、4匹の猿のうち、1匹を部屋から出して、代わりに新しい猿を1匹入れた。
この何も知らない猿がバナナを取ろうと支柱に登ろうとした瞬間、残りの3匹の猿が
一斉に新入り猿に飛びついて引きおろそうとした。
「支柱に登るな」と忠告したわけである。
新入り猿は支柱に登るたびに仲間に引き止められて一度も冷たいシャワーを浴びなかったが、
とうとうバナナをあきらめてしまった。
その後、1匹ずつ初めの猿を外に出し、何も知らない新しい猿と入れ替えた。
そのたびに、新入りの猿は「支柱に登るな」という忠告を受けた。
新入りの猿は1匹も支柱の頂点まで登らず、冷たいシャワーを浴びなかった。
仲間が引き継いだ前例を忠実に守ろうとしただけなのである。

天井のシャワーが取り外されても、1匹も支柱には登ろうとしなかった。
我々は管理職が猿だと言っているのではない。
前例が生まれた環境が変わっても、前例を重んずる習慣は会社の経営方針、
経営プロセス、社員教育プログラムなどの中で生き続ける場合があると
指摘したいのである。」



どこかで聞いたような、ひっかかるような話ではないだろうか?

伝統や習慣を重んじることは、経験を後輩に伝えるという意味では大事なことであるが、

その本質を忘れてはいけない。


俺の職場でも、なぜこのルールがあるのか?その背景をはっきりと納得できる形で

答えられた人はいなかった。


よく、「お客様が何を求められているのか考えて仕事しろ」と朝礼でも会議でも

言われるが、それに解を求めるなら、今自分たちがやっている仕事は、

何のためにあるのか、なぜこれをやるのか、きちんと背景から知る必要がある。

背景を知り、上司から言われた仕事内容よりも、最適な方法、アイデアがあるのなら、

それを上司に提案し、実行するよう推すべきだ。


この著書は、そういう人材が求められているという時代の背景から、

現代の「What型思考の職場」の弊害、「Why型思考職場」への転換方法など、

さまざまなアプローチから書かれている。


会社員、経営者、これから就職活動をする学生のみなさんにも、ぜひ読んで欲しい1冊だ。


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