「なんで岡山に戻ってきたんだろう」
自分に対するこの疑問は今もまだ解決していない。
名古屋でがんばっている彼女や、東京で頑張るといったあの彼。
気づいたら札幌に行ってる友人もいた。
私の友人はほとんど、故郷を離れた場所でそれぞれやっている。
なんとなく戻ってきてしまったが故のコンプレックスを拭えきれぬまま、現在に至る。
先週末、日生に牡蠣を食べにいった帰りに「鷹取醤油」という醤油の醸造所へと寄った。
小さいけれど、昔ながらの趣のあるそこで、とある青年が働いておりまして。終始、とても丁寧に私たちを接客してくれた。
ただ、どうも訛りがこの辺りの方じゃないと思ったので尋ねてみると、九州の実家を継ぐためにここで修行しているとのことだった。
実家から遠く離れた場所に魅力を感じて頑張っている彼はとても素敵だと思ったし、そんな彼を受け入れるこちらの企業もカッコイイなと思った。
色々なところで小さなドラマは日々起きていて、メディアや私たち消費者が切り抜くのはほんの一瞬だけど、そこには常に継続している何かがある。
私は、小さな企業の馬力というか可能性をとても感じて、そのような企業に関わっていける自分の職業って楽しいなと思えた。
し、自分次第だなあと痛感した。
私はこれからどうなる、どうするなんて正直全くわかっていない。
だけど、自分が進んでいる道は決して悪いものでもないんだなあと、少し自分を許せたような気がした。
寒い季節に挑戦した醤油ソフトは目が覚めるほど冷たくて、ぼんやりした頭を少しスッキリさせた。
(そして、思いのほか美味しかったので何だか気分が高まった。)
残る、これもまた選択肢。
