パッケージの画面写真の下には、
良く、このように書かれていました。
※画面はPC-8801版のものです
たった1行の文章ですが、
これに悩まされたP6ユーザーは
多かったのではないでしょうか?
当時のゲームは、まず、御三家といわれていた
PC-8801、X1、FM-7用が発売されることが多く、
それらの機種のグラフィック機能に合わせた
「640x200ドット・8色」で画面を作ることが
半ば常識となっていました。
そのため、それらの機種より解像度が劣る
P6シリーズに移植される際には、
グラフィックのグレードダウンは仕方ないものでした。
また、当時はパッケージも全機種共通の場合が多く、
簡単なシールを貼ったりすることで、
どの機種用かを分けていたにすぎませんでした。

ショップでいざP6版のゲームを手に取ってみても、
パッケージ裏には明らかにP6とは思えない画面写真と
※画面はPC-8801版のものです
の一文があるものが多かったのです。
当時の私の情報源といえば、
雑誌(ベーマガ・ログイン)だけだったので、
ほとんどのゲームは、P6版の画面写真を見ることなく、
他機種の画面を参考に購入するしかありませんでした。
では、どの程度差があったか、比較してみましょう。
デゼニランド(ハドソン)
※他機種版

※PC-6001mkII版

ものすごく頑張っています。
SCREEN4(320x200・4色)なのですが、
マシン語によるタイリングペイントによって、
中間色を表現しています。
ここまで頑張ってくれれば、文句なしです!
…と言いたいところですが、
個人的に一つだけ不満がありました。
私は家庭用テレビを使っていたのですが、
緑背景に青文字は、色がにじんでかなり読みにくく、
本体裏の画面モードスイッチを
「モノクロ」に切り替えてプレイしていました。
同じハドソンの次の作品である「サラトマ」は
背景が黄色に変更されたおかげで
家庭用テレビでも読むことができるようになり、
「私の声が届いた!」と勝手に喜んでいました。
(でもネットで見る画像はみんな緑なんだよな…記憶違い?)
タイムトンネル(ボンドソフト)
※他機種版

※PC-6001mkII版

これもSCREEN4でかなり頑張っています。
素晴らしいです。
テキスト部分については、
平仮名が出るP6版のほうが勝っているとも言えるかも?
は~りぃふぉっくす・
は~りぃふぉっくす雪の魔王編(マイクロキャビン)
※他機種版


※PC-6001mkII版


こちらはSCREEN3(160x200・15色)です。
このゲームの雰囲気を表現するには、
「たとえ解像度を落としてでも鮮やかな色使いにしたほうが良い」
という判断は大正解だったと思います。
軽井沢誘拐案内(エニックス)
※他機種版

※PC-6001mkII版

こちらもSCREEN3です。
解像度が落ちたことによって、
画面右側のコマンド表示などで
相当無理をしていることが分かりますが、
それでも頑張ってくれました。
あるものの「色」が事件の重要なカギとなったりするので、
15色モードを選択するのは必然だったのでしょう。
ドラクエの堀井雄二さんが作ったアドベンチャーゲームですが、
今の時代なら完全に18禁です。
P6史上に残るエロゲー?かもしれません。
さて。
ここまで見ると、各メーカーとも、
P6への移植には相当頑張ってくれていたように思います。
少なくとも、mkII専用のアドベンチャーゲームであれば、
P6版の画面写真など見ないで購入しても、
ハズレはなさそうな気がしていました。
そんな中、出会ったゲームが…
コリドール(光栄)
※他機種版


これが…
※PC-6001mkII版


…。
…。
せめて何か塗ろうよ…。