まあ、このブログを読んでくださっている方々は、
知っている方のほうが圧倒的に多いとは思うのですが、
一応、説明しておきます。
「マシン語モニタ」(機械語モニタ)とは、
マシン語を入力したり、
レジスタやメモリの内容を出力したりするプログラムで、
アセンブラやデバッガまでの機能はないものの、
マシン語でプログラミングするには必須のツールでした。
特に、メモリが少なくディスクが標準装備されていない
PC-6001のようなマシンで、
素人がハンドアセンブルでプログラミングをする際には、
「マシン語モニタこそが開発環境のすべて」と言っても
過言ではなかったかもしれません。
マシン語を触ったことがないという方でも、
PC-6001mkIIでハドソンのゲームをプレイしていれば、
mon
R-0
と、2秒くらいは(笑)使ったことがあるはずです。
初代PC-6001にはマシン語モニタは搭載されていなかったため、
自分でハンドアセンブルしたマシン語を入力したり、
雑誌に掲載されているマシン語プログラムを打ち込む際には、
マシン語プログラムを入力する前に、まず、
"マシン語モニタのプログラム"を入力しなければならない
という、ある意味無駄な手間が必要でした。
しかし!
PC-6001からmkIIにバージョンアップする際、
純正のマシン語モニタが内蔵されることとなったのです!
このマシン語モニタのプログラム自体はROMに搭載されているため、
特別なメモリは必要ありませんし、何よりも、BASICから
mon
と入力するだけで瞬時に起動するのです!
初代機に比べたら飛躍的な進化ではないですか!
…。
…と書いてはみたものの。
このモニタの出来が、とにかく、
規則は絶対。
ミスは許さない。
アドリブ禁止。
そういうモニタなのです。
例えば、1文字間違えて入力してしまい、
BASICのようにDELETEを押すと、
ERROR!?
なんということでしょう。
このマシン語モニタでは、
直前の文字を削除することができないのです。
また、マシン語データを入力中、
16進数とは無関係の文字を押してしまっても、
ERROR!?
なんということでしょう。
データ入力中は、0~9, A~F 以外の文字は
ちょっと間違って押しただけでも
その瞬間エラーになるのです。
それ以外でも、自分が理解できない入力があると、すぐに、
ERROR!?
と表示するので、
タッチタイピングが苦手だったりすると
画面は ERROR!? だらけになります。

しかも、普段は何事も処理が遅いP6のくせに、
このときだけはものすごくリアクションが早いのです。
入力をミスした瞬間、
ERROR!?
と一気に7文字も表示されるので
たまにマジでびっくりします。
心臓が弱い人は気を付けたほうが良いレベルです。
このように、
ユーザーフレンドリーなんて言葉が一切似合わない、
本当に
まあ、仕様的なものは
色々と都合があるのかもしれませんし、
ある程度は仕方ないかもしれませんが、
エラーメッセージくらいはどうにかならなかったのでしょうか。
特に私が気になったのが、
エラーメッセージの最後の
「!?」です。
これがどうも人をバカにしてるように思えて仕方ありません。
別に、
ERROR
でもいいと思うのです。
なぜ、
ERROR!?
と、最後に挑発的な記号を付けるのでしょうか。
(゜Д゜)ハァ?
みたいな感じに見えて、なんとなく腹が立ちます。
このモニタを設計した人は、
きっと意地悪な人なのでしょう。
エラーメッセージに愛が感じられません。
これでは、
せっかくマシン語を覚えようと思って
勇気を持ってマシン語モニタに触れた初心者も、
心が折れてしまうのではないでしょうか。
ただでさえ使いづらい、
チェックサムすら出ないような、
エラーメッセージくらい、
気を使ってくれても良いと思うのですが。
P6は平仮名が使えるので、
その辺を生かして、
温かみにあふれた、愛のあるエラーメッセージにすれば、
マシン語に触れるユーザーを
もう少し増やすことができたかもしれません。
例えば、こんな感じに。

…むむ。
…これはこれで腹立たしい。
※BASICROM.62 の 7604H からの文字列を、いじってみました。