さて、前日の男女フリーでテンション上がりきった状態で長野入りしたワタシ。
そう、エキシビは、なかなかいい席で早くにチケット取れていたんです。


お写真は(International Figure SkatingのFBとShibsのFBより)

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優勝メンバー。
アイスダンスのMaia&Alex Shibutani組。(顔似すぎ)
知子ちゃん(ちっちゃ...!!!!)
羽生くん(衣装がワカメみたいとか思って...)
ペアのMegan Duhamel&Eric Radford組。(強すぎ、Ericでかすぎ)


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会場に着くと、アイスダンスのフリーが始まる直前だったのですが、
前日SD(ショートダンス)1位のShibutani組が音楽を聴いたりしながら会場の雰囲気を見ていて(多分)

会場が狭いだけに余りに近いところで、しかも応援している2人が居たのでびっくり。
彼らはアメリカ代表ですが、ルーツが同じ日本だし、親近感が湧きます。

アイスダンスの試合は初めて見たのですが、ルール含めて今回ですごーく詳しくなりました!
ジャンプという成功、失敗がわかりやすい要素はないけれど、
伸びやかなスケーティングに合わせ踊る大人で濃密な演技はまさに氷上の芸術。

日本の2カップルも健闘していました。
お姉さんの引退とともに新カップル結成したReed兄弟の弟Chrisくんは、兄弟カップル時代から応援していたので、これからもっともっと頑張ってほしいな...!!

優勝は前日のSD(ショートダンス)から首位スタートだったShibutani組。
とにかく素晴らしかった...!!!!

FD(フリーダンス)はColdplayの「fix you」
息がぴったりなのはもちろんの事、動きの一つ一つが洗練されていて品を感じる。
スピンは速く美しく、スケーティングもとてもしなやかで滑らか。

リフトの時のポジションもすんごく綺麗なんです...。
そして、2:53~あたりからのツイズルの完璧なシンクロ~高速リフトには会場から拍手が起きるほど。
他カップルを寄せ付けない強さでした。
個人的には、いい演技をした後のガッツポーズ&ドヤ顏の兄Alexと、
超冷静な妹Maiaちゃんの差を生で見られたのが面白かったですw
ここで見れます。)


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そして、表彰式を終えた後は、エキシビション。

いやはや豪華すぎでした。
キスクラのすぐ横のいい席だったので、次の演技に向けてアップをする選手、とかまで見えちゃうし。
シングルは男女ともに日本人が制しているので、なんだか特に誇らしかった。

ライティングも衣装も演技も、皆エキシビションは、試合より自由度高く作ってくるので、
本当楽しかった!
超人ボーヤンくんのお茶目なダンスとか、バルデのキレキレのダンスとか。
未来ちゃんや真央ちゃん、無良くんのオシャレなナンバーとか。

特にペアは迫力ありますね...!
間近で見るとジャンプは怖いのなんのって。
スロウジャンプ(男性が女性を投げて、女性が回転して着氷するやつ。)ってもはや神業(に見える)

そして、何より会場が沸いたのは、
知子ちゃん、羽生くん、優勝2人の演技でした。

優勝者はエキシビションナンバーの他に、アンコールとして、
競技プロの一部分をやってくれたので...!
知子ちゃんのSPのファイアーダンスのステップ、羽生くんのSEIMEIのステップ、と山場を見ることができて幸せでした。

雰囲気作り、というか会場の空気を最後に一番変えたのは、
羽生くんの「レクイエム」でしたね。
ここで見れます。)

エキシビションなのに...誰もが一言も喋らずに演技に引き込まれ...。
テーマも震災への鎮魂ということを知っていたからというのもあるけれど、
言葉なしで演技を通して伝わってくるものがありすぎて、心揺さぶられる、なんだかとても貴重なひとときでした。


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長野駅はNHK杯一色。
あまりアクセスはよくないけれど、その分会場が狭いので見やすくてとっても良かったです。

ちょいと休憩中にカフェに並んでたら、アメリカ代表の男子選手がフツーに通りかかったりして、
(お...おお...!!!!と思ってるうちに通り過ぎちゃいましたが。)
郊外の会場ってのもほんと、いいな、と思った一瞬でした。


今週末は、ついにファイナルです。
日本からは、羽生くん、しょーまくん、ダイス!
知子ちゃんに真央ちゃん!

対する海外勢も、ハビ、ボーヤン、チャン。
グレイシー、ワグナー、メドベ、ラジ子。

男子はかなり偏っていますね。アジアが強い。
そして、女子は見事にアメリカ2人、ロシア2人、日本2人と分かれて。

ワクドキが止まりません.....!!!


yuka
あの興奮から1週間、
現実に没頭している内にもう週末にはGPFが...!!
ということで、始まる前に簡単に振り返っておこうと思います。

お写真は(International Figure SkatingのFBより)

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322.40

その時、歴史が動いた。
誰も見たことのない、未知の領域。
そしてこのファンシーな喜び(女子か

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開いた口が塞がらないとも、何度も解説席にいた織田君も、あっこちゃんも言っていたけど、
異次元という言葉を使うのに相応しい時だったのではないでしょうか。
固唾を飲んで(TV越しに)見守りながら、もはや瞬きもできない4分30秒でした。(目バリバリや)


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このスコア表、額縁に入れて飾ったらどうかしら。
加点しかない...。
冒頭の2回のクワド(4回転)を完璧に決めて波に乗ると、音楽にぴったりとあったステップに続き、
後半のコンビネーション4T+3T。
ここで計3回の4回転を降りた後の3Aのコンビネーション×2。

3A+1Lo+3S降りた後はもうなんか異空間でした。
前期から最後のルッツが決まんないことが多かったからか、3Lzの前は妙な緊張感があったのだけど、
決まった瞬間の地鳴りのような拍手。
そして、最後の晴明の乗り移ったかのようなステップで、もう心はどこかへ...。

素人目にも、凄すぎることだけはわかって、点数を今か今かと待っていました。


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感動しすぎると、涙も出ないんだな、と後でそんなことを思いましたが。
と点数が出て凄すぎて放心した後は、とりあえず目は開けっぱだわ息はしてないわでぐったりしちゃいました。

PCS(演技構成点)なんて、100点中、97.2点って!!!!!!

何度見返しても見飽きない、永久保存版の演技でした。
ここから見れます。各国の解説、今度見ようっと。)

ボーヤンも、無良くんも、刑事くんも、すごかった。
でも、もはやこの演技の後には何も書けません。うん。


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GPシリーズ

初優勝、おめでとう。


どこでもかしこでも言われていましたが、
表現力が劇的に伸びて、ものすごくここ1年で変わったスケーターだと思いました。

元から抜群のジャンプの安定感があったので、
品のある、でも細やかで大きな表現が身について、圧倒的に存在感を増しました。
試合を経るごとに見たくなる、応援したくなる知子ちゃんです。
ここで見れます。)

でも!このフリーも良かったのだけど、
やっぱり今期はSPの「ファイアーダンスが好きすぎます。
特に1:50~のステップが。EXのアンコールでやってくれて生で観ることができて感動でした...。
ということでもう一度ここでも貼っておこう。(ここで見れます。)初のファイナル出場、頑張ってほしい。


真央ちゃんは、追い上げましたが彼女の満足いく出来ではなかったですね...。
ちょっと試合後のインタビューが力無く見えたので心配になりました。
今回3位とはいえ、ファイナル進出を決めているんだし、
次こそ、真央スマイルが爆発するような演技ができるといいなって思います。



・・


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薄いお顔の表彰台ですね...w

この興奮冷めやらぬ長野に着いたのは、翌日だった私でした....。

To be Continued...


yuka
...もうね、まだまだ興奮冷めやらぬ。
なんでまた就業時間中に男子SPが始まるんデスカ。
画面越しでも生で見たかった.....!!!!!!

お写真は(International Figure SkatingのFBより)

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神演技。


羽生くん、SP、ぶっちぎり1位です。
スケカナでのまさかのノーカン地獄、もはや嘘のような70点台から、パリを散歩した時(注:ソチ五輪での自身の持つ世界最高得点)を軽々更新するノーミス神演技。

冒頭の4Sは、こ、こらえた...!ではありましが、
ジャッジスコアを見ると、減点なしで加点も付いている、で一安心。
イーグルからのジャンプからの着氷イーグル、と難しいしね。
そして、次の4T+3TのコンボのGOE(出来栄えの加点)はMAX3点のうち2.57点も。

そして、美しすぎるステップからのクリーンすぎる3A。
私、とにかく羽生くんのジャンプの中では3Aが好きで。
前向きに飛ぶか前からも、よーいしょ、と掛け声をかけたくなるような飛び方をする選手が多い3A。
ともすれば音楽の流れを切ってしまうようなこともあるし、他のどれよりもパワー系のジャンプ。
でも彼は非常に「さりげなく」、「柔らかく」飛ぶ。いやはや、綺麗。

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異次元の点数ですが、PCS(演技構成点)も今回は全て9点台に揃えてきていて、
本当に完成度の高い演技でした。
クラシックのピアノの旋律、てわかりやすくビートを刻むわけでないので
音楽へ入り込むのが難しいと思うのですが、技術も表現も音楽の一部として自然に組み込まれていて、
ひとつの作品となっていて。
これから何度も何度も見たい、まさに世界が湧いた瞬間だったように思います。

もうずーーっと電車の中で早く見たくてうずうず、そわそわしておりました。
つ、疲れた...w

ここで見れます、いや見るべき。)

そして、羽生くんだけではなく、男子はGPシリーズいち、ハイレベルな戦い。
ジュニア上がりなので世界ランク順の滑走順では下位グループにいた、中国杯2位のボーヤンくん。4Lz+3Tという宇宙人ジャンプをかるーく冒頭に飛び、続く3A、4Tもクリーンに降りて95点台。
特に4Lzなんて彼しか飛べないし、それをコンボで、はたまた確実に決められるんですから凄い選手です。。

無良くんも、冒頭のコンビネーションが飛んだミスはあったけど、リカバリーしたし、調子の悪かったスケ雨の時より点数も爆上げして3位という好位置に。
明日のフリーに期待です。

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そして女子!知子ちゃんがやりました...!!!!!!!

親友と、「上手くなったよね・・・」「やばい感動する・・」2人LINEで話しながら見た演技。
冒頭の3-3をきっちりと決めて波に乗り、魅せる、魅せまくるステップへ。
会場からも、wooooooh!!が出るほど、視線で、表情で、踊りで惹きつける。
身体は小さいのに、演技している時は本当に大きく存在感があって、この「ファイアーダンス」すごくハマっているプログラム。ステップもスピンも全て最高レベルが取れているし、フリップでちょっとミスはあったもの、会場の空気も完全に持っていく、素晴らしい演技でした...!!!!


真央ちゃん、ワグナー、と、優勝候補の2人があまり調子が良くなかったし、
知子ちゃんの前の演技者、ポゴリラヤが、悪夢のような展開になってしまい...。
靴が引っかかってしまったのか、大きな転倒が3回もあり負傷し、まさかの最下位。
明日出場するのかも含めて、かなり心配な状態.....。

そんな中での最終滑走が知子ちゃんだったので、印象深かったです。
ここで見れます。)


そして、真央ちゃん。
3Aの回転不足に、ルッツの抜け(3Lz→1Lzで1回転なのでノーカウント)で、点数が伸びませんでした。。
ステップやスピンはさすがの最高レベルだったけど、真央ちゃんにしては PCSが低かった。
内訳をみると、、繋ぎや身のこなし、などであまり点数が伸びていなかったかなぁ。
確かに、ジャンプミスで少し表情が硬いかな、という感じではあったので、明日に期待!
ファイナルの切符は確実に掴んで欲しいな。


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アゲイン細目。
今日ばかりは、えなりの笑顔に似てるとかいじらないよ。
キスクラでのブライアン、もうパパにしか見えないとかさ(笑)


さて、明日のフリーのために、
全て捨ててきた仕事に邁進せねば。


yuka