発表会がおわりました。 | 南風舞(南風まい)~マイマイからの伝言板~

南風舞(南風まい)~マイマイからの伝言板~

南風 舞の近況やコンサート情報を綴っています。


ブログでもご案内していた ”シャイニングバレエコンサート ~サマー2015~” が15日に無事終わりました。
発表会にはやっぱり思い入れもたくさんあって……  今日のブログはちょっと長くなりそうです。

シャイニングを始めて27年。
いつも、その時、その場所にいる生徒の顔ぶれを見て、作品や演目を決めてきました。

教室を始めた当初、クラシックバレエは色んな面で本当に難しく、”世界的なプリマバレリーナが踊ってやっと鑑賞にたえる” そんな思いがありました。

”バレリーナになりたい”と思っていた私が、
中学生になった時、現実に直面し、肉体的な条件が整わないと判断   涙をのんで諦めた事を昨日の事のように思い出します。

シャイニングとしてはもちろん、バリエーションやバレエ作品もやってきましたが、
私個人としては、「バレリーナはこうでなくてはならない」と言う頑なまでの思いが、発表会でクラシックバレエのバリエーションのみをやる!という発想を遠ざけ、バレエの要素を取り入れつつもラテンやミュージカルやお客様がご覧になって楽しいものを!と作品作りをしてきたところがありました。

それが27年目にして初、小学5年生~大学1年までの生徒に、勇気を振り絞ってバリエーションを踊って貰いました。
最初に書きましたが、顔ぶれを見て作品を考えるので、この生徒達に!という思いがあっての事だったんだとは思います。
稽古の中では、やはりこの子達に踊らせるのは無理か…と何度も挫折しそうになりましたが、顔を真っ赤にして汗まみれになって、歯を食いしばって頑張っている生徒を見ていたら、私のエゴイスティックな考えは変わっていきました。

そして、
本番を迎え、
「あーやって良かった」と心から思えました

今回の発表会のテーマは「挑戦」でした。
幼い子はお遊戯バレエではなく、クラシックバレエの第一歩を踏み出す!
大人は舞台での表現はテクニックのみではなく、心と想像力で表現すること!
それらに挑戦してもらいました。

6才~6◯歳まで、その時その時に出来る精一杯の本気を見せてもらいました。
やり甲斐のある仕事でした。

次の日、私は抜け殻の様になっていました。
これは27年で初めての事です。
それだけ今回は私にとっても挑戦だったんだと

そして、今はっきり言える事は、
私はやはりクラシックバレエが大好きで、
私の夢はチュチュを着て踊る事なんだと
生まれ変わったら、”何処まであるんだ~~”ぐらいの長い手足で、是非チュチュを着て踊ってみたいと思います。

シャイニングのみんな、お疲れ様!
みんなの心にこの発表会が夏の素敵な思い出となります様に✨
そして、9月からまた新たな挑戦が始まります。
私の心はすでに30周年にむけて走り出しました。

お暑い中、いらしてくださったお客様、本当にありがとうございました。


南風 舞