Tindog Leyte & Tacloban: Hope for the Future

Tindog Leyte & Tacloban: Hope for the Future

2013年11月8日レイテ島を直撃した台風30号(ヨランダ)。レイテ島・タクロバンで私、そして私の団体が実施している復興支援活動についてのブログです。

Amebaでブログを始めよう!

6月初旬は活動が目白押しでした。週末は一日中、炎天下での子供向けアートワークショップ、平日は仕事、そして復興支援関係の調整で盛りだくさん。元気だけが取り柄でしたが、6月初めについにダウンしてしまい、Emergency Roomに駆け込む有様。レイテの方たちを支援するために頑張っているのに、病院では逆に国際団体が復興支援で寄付してくれた薬を私までいただく羽目になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

それはともかく、6月8日、15日と大阪ロータリークラブさまからの支援で自転車バイクプロジェクト(第2弾)、チェンソープロジェクト(第2、3弾)を開始することができました。

自転車バイクは、以前のブログで説明した通りの内容で、10台の自転車を資本に開始し、自転車バイクのオーナーが毎日返済するローンを基に次のバイクを購入する、回転式アプローチです。今回は、パロ市のサンタクルス村にある自転車バイク協会に寄付しました。

チェンソーは、台風の影響で被害にあった家々を、居住区、道路、畑などになぎ倒され放置された木々を再利用して修理します。低利子で他の被災村にチェンソーを貸し出したり、材木を売ることもします。今回はパロ市のアラド村、バルゴ市のアバンゴ村にそれぞれ2台のチェンソーを供与しました。

それぞれの村で記念式典があり、8日には大阪ロータリークラブよりガバナー補佐の杉浦様、そして歯科医の沢田先生も参加してくださいました。それぞれの式典では、自転車バイクやチェンソープロジェクトのルール、維持管理を村が責任をもつこと、村外への復興支援に貢献することなどを約束する覚書を参加者皆の前で取り交わしました。また村からは感謝状を頂きました。村の人たちのきらきらした嬉しそうな顔が印象的でした。

皆が共に役割を担い、一緒に復興のために努力する。12月~の私の活動方針『一方的ではない、相互努力を意識した活動支援、将来的な復興、すなわち彼らの自立につながる活動の支援』に一致したプロジェクトです。このような活動を支援してくださったロータリークラブの皆様に心から感謝しています。また、これらのプロジェクトを引き続きモニターしていきたいと思います。






pedicab at palo
2013年11月8日にレイテ島を襲った超大型台風30号「ヨランダ(現地名)」。あれから既に半年以上が経過しました。直撃3日目から現地で活動している当団体「VRT: Visayas Response Team」。今年に入ってからの主な活動は被災地の「生計向上」と「心のケア」をキーワードに実施しています。

『スポーツを通して被災者の「心のケア」を!』を目的にした『パライソ村・バスケットプロジェクト』、5月中旬から開始しました。

パライソ村の恒例バスケット大会を、滋賀県のKUSATSU BOOSTERさんと当団体の協賛のもと、開催支援しました。村にある8つのバスケチームがリーグ戦で対決します。5月30日が決勝戦、そして31日が表彰式です!

このプロジェクト、当団体の活動を支援してくださっている「チーム琵琶湖」の沖浦さんとの出会いをきっかけに始まりました。

バスケはフィリピンの国民的スポーツ。子供から大人までがみんな楽しむスポーツです。毎年5月はサンタ・クルーサンという花祭りの月。5月の1か月間、現地では子供たちが毎晩聖母マリア像やサントニーニョ像(幼少のイエス)をもって歌を歌いながら町中を行進します。このお祭りの時期にあわせて、各村ではバスケット大会が行われるのです。

11月の台風直撃で大変な被害を受けたパライソ村。人口2000人の村、村の家のほとんどが半壊・全壊、そして23人の村人が亡くなりました。この村に住む被災者たちの「心のケア」支援として、毎年恒例のバスケット大会を支援することにしました。

2014年4月27日、滋賀県草津市で開催された「KUSATSU BOOSTERS FESTIVAL」。沖浦さんの仲介で、このフェスティバルで実施されたチャリティ・オークションにビデオを通して参加させて頂きました。KUSATSU BOOSTERSさんからは、このオークションで得た107,000円をバスケ・プロジェクトに寄付して頂きました。このお金を使って、パライソ村の壊れたバスケットゴールを修理しました。本当に心から感謝しています。また、当団体の活動資金は2013年11月から私の活動を支援してくださっている日本・海外の多くの皆さんの寄付金からなっています。ご支援・ご協力頂いた皆様にはいつも感謝しています。

また大会では東京の早稲田大学の学生さんグループ「EST」から頂いた応援旗(フィリピンと日本の国旗)を使わせて頂きました!日本の学生さんたちが被災者の皆さんに書いてくれた応援メッセージに、現地の方たちはみんな喜んでいました。こちらも本当にありがとうございました!
開会式マーチ


子供たち

協賛
バスケットゴール
レイテ復興支援を通して知り合い、現地活動でもお世話になった「チーム琵琶湖」の沖浦さん。彼女の提案とご紹介で、先週滋賀県草津市で行われた「KUSATSU BOOSTERS FESTIVAL」のチャリティ・オークションにビデオを通して参加させて頂きました。オークションで得た売り上げをここで私が実施しているレイテ復興支援に寄付してくださるとのこと。大変ありがたい機会でした。

スカイプで参加するお話だったのですが、生憎インターネットへの接続が悪いことから、急きょビデオレターを作成。あまり得意ではない分野なのですが、頑張って作ってみました。

その結果、10万7千円の義援金を頂くことができました!本当にありがとうございます。こちらのお金は、バスケットプロジェクトとして、被災地のバスケットコートの修繕費に使わせて頂く予定です。

5月はここレイテもフェスタのシーズン。村では恒例のバスケット大会が開催されます。「心のケア」を活動の一つに考える私の団体でも、このバスケトーナメントの支援を通して、被災地の方々の心のケアを行っていきたいと考えています。バスケットコートの修繕にはまだまだ費用が必要ですが、まずはバスケットゴールの修理をし、予定通り大会を開始する予定です。現在、急ピッチで準備を行っています。

日本の皆様のご支援にはいつも感謝しています。今後とも引き続きご支援いただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

https://www.youtube.com/watch?v=I7W-44WVEbs&feature=youtu.be