なんやかんや時間は朝方の4:00だった





私の脚の間にいる先輩は

首が座ってない赤ちゃんみたいに

コクコクしていた





夏「田村さん眠いですよね?」





保『...ん?、眠くない、zz』





言葉と動きが合ってない

少し抱きつく力を弱めて

顔をのぞき込む





夏「眠ってるし」





視線を感じたのか目を見開いて

勢いよくこっちを見た






保『、ん?、、クルッ』






その勢いで私の唇が先輩の頬にあたる





保『っ///』





夏「あっごめんなさい」





あくまでこれは事故だ

意図としてやってない





そう言って先輩の頬を拭く





保『大丈夫だよ?拭かなくて

     嫌じゃないから...』





そう言われるとこっちが恥ずかしくなる

私は再び先輩を強く抱き締めて

肩に顔を埋めた





保『夏鈴ちゃんも眠いやろ?

     ベッド狭いけど寝よ?』





夏「先輩がベッドで寝てください。

     私床で寝れるんで」





保『そんなことさせないし笑

     一緒に寝る選択肢はないん?』





あくまで女の子同士

私が一方的に意識してるだけ





夏「一緒に、寝ます。」





そう言って2人とも着替えて

寝室に向かう





壁際に先輩が寄ってくれた

意識してるからか緊張する

友達とする泊まりとはやっぱ違う





先輩の方に背を向けて

ベッドに寝転ぶ





保『なんで保乃の方向かないの?』





夏「いや、なんとなく

     気まづくて笑」





保『うそやろ気まづくないやろ笑』





そう言いながら先輩はモゾモゾして

私の近くによってきた

と思ったら腰に手を回された





夏「田村さ、、、」

保『保乃って呼んでよ、あとタメね』





言葉を遮られた





夏「いきなりハードル高い」

保『いいから』





夏「ほ、、保乃ちゃん」





こう言われても先輩を呼び捨てで呼べない

と思っている私はヘタレなのか





保『ちゃん付けも悪くない笑』





夏「離れて欲しい、です。」





そう言うとあっさり手を離して

私から少し離れた





夏「えっあっ。」





保『ん?どしたん?ニコニコ』





うわめっちゃニコニコしてる

多分私が離れないだろうと思って

言ったことがバレてるみたい





保『夏鈴ちゃんに言われたらな

     嫌われたくないしな』





夏「嫌じゃない





保「ん〜何?ニヤニヤ」





夏「嫌じゃないから

     抱きついて欲しい」





そう言うと勢いよく私の腰に

手を回されて密着する





保『だよねっ嫌じゃないよね!

     夏鈴ちゃん保乃のこと好きだもんね』