あるこさん、供養祭準備に追われ…
という言い訳をしつつ、こちらの記事をアップせずに
米沢へ旅立ったため本日こっそりアップします(´・ω・`)
5月20日(金)、21日(土)と
宮城県の東松島市に神奈川ボランティアとして行って来ました。
今回は浸水したお宅の泥出し作業がメインです。
出発前に夜食、翌日の朝・昼食分の食料を買い
従兄弟に貰った土嚢袋を持って
集合場所の県民センターへ。
研修は事前に受けていたので、
ボランティア保険証の確認後
ビブス(警備員が付けているようなベスト)と
ネームカードを受け取りバスが待つ場所へ移動。
今回はボランティアバス代6000円がかかります。
参加者34人程度が乗車するの小さいボラバスです。
前回同様、安定走行に入り自己紹介。
2回目と言うこともあり、少々笑いを取ってしまいましたが
皆さんの自己紹介では経験者もいたけど、初心者も多く
緊張感の中にも、頑張ろうっていう気持ちがバス中に溢れていました。
2時間程度に1回の休憩でバスは進みます。
郡山を過ぎたころ、まだまだ道が悪く、
段差やうねりを感じました。
0時過ぎには菅生SAについて、ここで仮眠します。
神奈川大学や私達より遠い三重県からのボラバスにも遭遇しました。
気持ちはみんな同じなんですよね。
支援したいって。
朝、起床時間より早めに起きて、仕度、着替え、朝食を取っていると
雨がパラパラと…。
雨が強い場合、最悪作業は中止になります。
どうか雨がやみますように。
今ここにいる私達34人と、現地に向かうボランティアが
力を発揮できますように…。
高速を降りたところ。
まだ被害の様子はあまり見られない…
岩手の陸前高田とはまた違う風景があります。
宮城と言えば、有数の米どころ。
秋にはここで黄金色の稲穂が見れる場所なんでしょうね。
雨は強まったり弱まったり
安定しない状況の中、
現地コーディネーターさんとの待ち合わせ場所に到着。
陸前赤井駅です。
危険のためKEEP OUT。
黄色い紙には
入る場合は十分注意と書いてはありますが
やはり立ち入り禁止です。
駅舎の手前には傾いた灯籠。
土台右手前が地盤沈下してました。
雨が止まないため、午前中待機の指示がありましたので
他の参加者さんと一緒に街を見に行くことになりました。
海まで行こうと言う話も出ましたが、4kmほどあるとのことで
すぐに戻れる範囲の散歩に変更。
歩いて行くと、すぐそこにも震災の爪痕が。
傾いたままの電柱。
時には切れた電線がたれ下がっていたりして
危険なところもまだ多くありました。
私の肩下ぐらいまで来たであろう津波の跡。
プールとは違い、津波の威力を考えたら
確実に波にさらわれるほどの高さまで浸水したようです。
まだ道路では信号が点灯せず。
高速道路が通行可能になっても、
電車が動かない分、道は朝からやや混雑していました。
歩道は津波と地震で割れて沈下して捲れて…
2回目の参加とは言え、
いまだこの日常と非日常の混在した風景が
頭の中で繋がるまで時間がかかります。
小さな川にも逆流し、他からも津波が襲って来たのでしょうか。
ぐちゃぐちゃに曲がったフェンス。
地盤沈下で下がった道。
左に見えるのはダイソーでしたが、中も津波被害で
泥が入りこみ、建物にヒビが入っていました。
こちらの店舗では、瓦礫撤去をしていました。
全ての被害に比べたら、まだほんの一部かもしれないけど大きな一歩です。
少し驚いたのは現地の方。
こうして少し見て回っている間も
すれ違う現地の方に「こんにちは」って挨拶すると
皆さん「ありがとうございます」って返ってくるんです。
出会った方のお宅に行くと決まってるわけでもないのに
小学生や中高生でも、率先して笑顔で頭を下げてくれるんですよ。
こんなお水のねーちゃんにも…。
作業後も、違う県から来た職人系の方々から
「ねーちゃん頑張ったかー?」
と聞かれ
「はい~^^なんとか頑張りました~」
なんて答えると
「おぉ~!さっきヨレヨレだったもんなぁ~」なんて
現地で初めて会うボランティア同士も
どこか通じ合えるんですよ。
夜の世界で大人の事情ばかりを目にしてきた私には
純粋な「人の気持ち」のありがたさがホント身に沁みます。
1階部分が跡形もなくつぶされ、残った2階部分。
この辺りの家は原形を留めてるにしても
所々で立ち入り禁止の家屋や倒壊家屋がありました。
住人の方はまだ危険な場所や停電などの被害の中
一生懸命生活してるんですよね。
そう思うと、一日も早く不安の無い生活を
送れるようになってもらいたいし、協力したい。
ほどなくして、ボランティアリーダーから連絡があり
今から作業に入れるとのことで
急いで戻り、地図を確認。
この地区でのボランティアが必要かどうかや
未作業、作業済みなどのマークがされています。
神奈川ボランティア34人は4班に分かれ、
引率されて依頼があったお宅へ。
歩いて行く途中も浸水した家具や泥が家の周りに出されていたり
浸水したクルマがそのままガレージにあったり
家の塀も倒れたままだったり…。
住人が住んでいる気配がある家とない家を見かけました。
数分後、到着。
作業開始を知らせると、
私の母親と同じぐらいの女性が出てきてくださって
挨拶させていただきました。
今回は直接的なボランティアだけに気合が入ります。
指示された作業は、駐車場の泥出しです。
潮を含んだ表面は海の砂ですが、ヘドロを含んでいるので
乾くとこのようにひび割れてしまってます。
隣家の敷地までの一帯を泥出ししますが、
ご自宅で理容店を営んでいる分
それなりに大きなお家で、作業が終わるのか
全員が不安になった瞬間でした。
朝の雨は嘘のように晴れ、初夏のような暑さ。
炎天下の中、男女4人ずつ、計8名で泥出しを開始。
海の砂、ヘドロが溜まった部分を除去します。
スコップで土が出るぐらい、多いところで20センチ強
浅いところで10センチを掘り続けました。
掘っていると、時に箸や小銭が出てきたり
同時にヘドロ域に達すると、とたんにヘドロ臭が漂います。
そんなの、実際は臭いなんて言ってられません。
だって、ここで生活している人は
毎日匂ってくるんだし、それが日常なんですから。
30分して10分休憩。
こまめに休憩を取らないと、熱中症になりかねないので・・・。
現地ボランティアとして参加していると
どうしても「早くやってあげたい」「成果を出したい」と
焦りがちになってしまうことがあります。
でも、ここは冷静にならないといけません。
頑張りすぎて、具合が悪くなったりすれば、それこそ
何も出来なくなってしまいます。
前回も書きましたが
ボランティアは自己完結です。
早く進めようと手で泥を掻き出して
釘が刺さったなんて話もあります。
現地での衛生面はまだまだ良くありません。
汚泥などからの破傷風や粉じんでの肺炎も出ています。
自己管理をしっかりしながら、状況を見つつ作業を進めます。
※梅雨以降に現地で作業される方は、破傷風の予防接種をしておくと安心です。
最初の休憩時ですでにボラさん全員汗だくです。
私も額から汗が流れ続け、途中目に入って大変でしたが
目薬をさして埃と汗をなんとか流しました。
みんなで話していると、依頼者の方が休憩に気付いて
わざわざ鍋いっぱいの氷とお茶のペットボトル、
紙コップまで用意してくださいました。
こういったご厚意は、ボランティアさせてもらいに来ている以上
一度はお断りするのですが、それでも勧めてくださったので
ありがたく受け取りました。
まだご自身の生活のほうが大変なのに
こんな気遣いまで頂いて、本当にありがたいです。
そんなふれあいとお気持ちに
ほのぼのしてしまいましたが、作業再開。
昼休憩になると、バスで隣りの席に座った方が
行きの仮眠時に首を痛めたらしく、頭痛でダウン。
自分のクルマならもう少しはくつろいで移動できるけど
バスでのボランティアは結構ハードです。
リクライニングもさほど出来ず、長時間狭い席で同じ姿勢なので
作業当日の朝から足がむくんだり…。
知人との参加なら気楽に仮眠出来ますが
初対面だとやはりぶつかったりしないように気を付ける分
睡眠も浅くなったり。
とは言え、復路は披露困憊でみなさん爆睡してしまいますけどね。
閑話休題。
終了時間が迫った頃、他の班が作業を終え
私達の班を手伝いに来てくれました。
総勢16人でラストスパート。
そして大分キレイになりました。
この後、石灰を撒いて、現状確認をしてもらい終了となります。
でも本当はもっとやりたい。
以前と同じ、とまではいかないかもしれないけど
それに近い姿に戻したい。
私達の班全員がそう思いました。
朝のお母さんが出てきて
朝と全然違う駐車場に一瞬驚いたようでしたが
直後に満面の笑みで私達に
「ありがとうございました、ありがとうございました」と
何度も何度も頭を下げられ、
それを見て思わず涙が溢れて来ちゃって…。
涙、全然止まらなくて
汗も目に入るし顔も汗まみれだし、
もうどうでもいいやって思ってボロボロ泣いちゃいました。
こうして思い出してる今も、ウルウルしちゃうんですが。
私達が勝手に志願してボランティアさせてもらってるのに
こんなに喜ばれるなんて、恐縮すぎて
こちらこそ、お手伝いさせていただいてありがとうございます
ご無事でいてくれてありがとうございます
また来ますから、どうぞお元気でいてください
心の中で何度も繰り返しました。
私達が泥出しした土嚢は
最終的に200個以上に。
一人では大して出来ないかもしれないけど
同じ思いの人が集まれば形に出来るってことを
つくづく実感します。
それでもまだまだ被害のあったお宅全てを
キレイにすることは長い時間がかかるはず…。
この先も、参加できる限り頑張りたい…。
と、同時に実はボランティアなりの悩みがあるんです。
被災者の方へ。
私達はボランティアと言えども、
勝手に被害のあるお宅を片付けには行けないんです。
ボランティアは、被災者が現地ボランティアセンターに依頼をして
そこから指示が出され、その後各被災者宅に派遣されるのがルール。
だからもし被害に遭われた方がこのブログを読んでくれたら
是非ボラセンに依頼を出してくれませんか?
中には「うちよりもっとひどい被害の方がいるから
そっちをやってあげて」と遠慮する方もいらっしゃると聞きます。
確かにいるかもしれない。
でも被害に遭ってることには変わりない事実だから
少しでも手伝わせてください…。
その気持ちも受け取って頂けたら幸いです。
今回も宮城県東松島市の方、
現地ボラセンの方に大変お世話になりました。
今後も、新米ボランティアなりに出来るときに出来ることを続け
末長く頑張りたいと思います。