新型コロナが世界的に感染してから初の海外出張となる。

2020年2月以来久しぶりの海外。

 

これまで200回近く海外出張している私でも

各国が入国制限をしてから全く行っておらず、

今回香港出張が決まり、やや緊張気味。

 

世界的に入国制限が緩和されている中、

香港はどうなのか。

 

会社から共有された香港入国情報によると

出発24時間前以内の迅速抗原検査(RAT検査)か出発48時間前以内のPCR検査が必要。

その方法は各自実施したもの又は医療機関などで行われている迅速抗原検査。

各自で実施した場合はキット本体に名前、検査日時を記入、写真を撮って保存。

医療機関が行った場合は陰性証明書が必要。

 

各自で実施したキットの写真と医療機関で発行された証明書ってあまりにも

クォリティーに差がないか?

 

出張となると私はリスクをとるわけに行かず、

自分で実施するための抗原キットを購入したものの、

念の為、わざわざ医療機関に行って陰性証明書をもらってきた。

医療機関の中には海外渡航用PCR検査を行っているところがあり、

私が行ったところは17,600円。安くはないが、仕方ない。そう思った。

 

検査方法は鼻の中にグイッて棒をさされるのは嫌だったので、

唾液採取を選択、結果は数時間後にメールで送られてきて、

証明書をダウンロードできる。

 

結果を待っている数時間はドキドキするものだ。

翌日香港に行くのにこの時点で陽性になってしまったら

どうなるのだろうかという最悪のシナリオが一瞬頭を過ぎる。

 

在香港日本国総領事館のホームページを詳しく読むと

その検査結果の健康申告を事前に電子的に行うことが推奨されている。

下記からアクセス可能。

https://hdf.chp.gov.hk/dhehd/hdf-hkia.jsp?lang=en-us

 

この事前の申告をすると緑のQRコードが発行され、

それをダウンロードしてスマホに保存。

 

これで私は準備万端だ。

これで文句なしに入国できる。

香港は中国からの統制が強化されているから

こういうのはちゃんとやらなければ、と思っていたが、

香港国際空港到着後、入国管理審査カウンターでは

なんの提示も求められなかった。絶望ガーン

 

そうなの。もちろん、抗原検査は入国前に行い、

陰性である必要はあるけど、入国管理での提示は

職員から求められた場合のみ。

ほとんどの人はパスポートと

飛行機内で配られるランディングカード以外、

何も提示する必要はない。

 

香港入国の条件を満たすためにクリニックに出向き、

17,600円払ってまで検査をするほどの大ごとではなかった。

ドラッグストアへ行って抗原検査キットを購入して

各自行えばいいこと。その方が安くて早い。

 

中には大胆な強者がいて、香港に向かう飛行機の中で

迅速抗原検査をしている人がいた!びっくり

陽性だったらどうするんだい?

見知らぬ人だけど、心配になってしまう。

 

中国はコロナに対して厳しいというイメージが先行して

真面目にクリニックへ行ってちゃんとした陰性証明書まで発行してもらったが、

次回の出張では迅速抗原検査キットを買って自分で検査して

結果を写真に撮れば十分だとわかった。

 

香港入国より日本に帰国する際に求められている条件の方が

よっぽど厳しい。

 

日本へ帰国時にワクチン接種証明書が必要だということを香港出発前日に気づき、

私がワクチン接種を受けた区の担当者に事情を説明して

ネットで証明書の発行を依頼したら、すぐに対応してくださり、ほぼ即日発行。

 

これがなければ香港出国前72時間以内に検査を受ける必要がある。

一応、香港で検査をしてくれるクリニック、EMC香港日本人クリニックを確保していたが

その必要はなくなった。

 

香港入国時の情報を検索してもなかなか見つからなかったので、

私の体験が他の方のご参考になれば幸いです。

あくまでもご参考まで。

 

追記:香港でのマスク着用率は50%位という印象。

私は日本では花粉症のため、マスクを着用していると安心しているのと同じような感覚で

コロナ関連というより香港ではPM2.5の空気汚染が気になり

マスク着用続行。

着用してもしなくてもその人の自由という雰囲気。

誰も気にしている様子はない。

日本にも是非この雰囲気が広がってほしい。