少し出遅れたが、サンタラリーはあった。

 

インフレが下がり始めたというデータが

出るとFRBが利下げに転じるのではないかと期待し、

投資家達のお金は株式市場に流れる。

 

株式市場が反発するとFRBはそれを

抑え込もうとして金利を上げ続ける。

 

こんなシーソーゲームがここしばらく続いている。

 

CPI(消費者物価指数)のレポートは

食品やエネルギー価格が含まれていない。

こんなレポートに基づいて

株が上がったり下がったりするとは

おかしなことだ。

 

投資家は株式市場に注目をし、

FRBは国債マーケットを見ている。

ボロボロな国債市場を立て直すには

株式市場の資金が国債に流れてこないといけない。

株式市場が上がるたびにFRBは意地に

なって金利を引き下げることを示唆する発言はしない。

 

不動産市場は大幅に下落。

テスラも車の価格を引き下げた。

耐久消費材も半導体のサプライチェーン問題も

解消され始め、価格が落ち着き始めている。

ただ一番見なければいけないのは

国民の生活に直接影響する食品やエネルギー価格ではないのか。

 

今後の金利の動きを予想したいのであれば、

失業率やインフレの統計より国債市場を

見た方が良さそうだ。