景気後退になるなると去年から言い続けてきたアメリカのYoutuber達がいる。

もちろん視聴する側はyoutubeからの情報をそのまま鵜呑みにするようなことは

してはいけないし、気をつけなければいけないが、

彼らは政府から発行されているデータを分析、

主流のメディアを全てチェックし、

現地に行って肌感覚でも状況を確認しながら

情報を発信している。

また、徐々に人気も高まってきて

フォロワー数が増えることで各国からの情報も

情報元のリンク付きで送られてきて、

ある程度は信頼できるのだろうと思い、

彼らの言動を今年の春ごろから追ってきた。

 

そして確かに彼らの言うことはこれまで

概ね当たっていたといえる。

 

こういったYoutuber達が出てくる背景には

アメリカの景気後退は

National Bureau of Economic Research (NBER)により

選任された8人のエコノミストが協議し、判断するまで

景気は正式には後退しているとはいえないことも関係しているのだろう。

しかも、いつから景気後退が始まったかを判断するためには

遡って分析をする必要があるため、

彼らの判断が出た時にはもうどっぷり景気は後退していることもある。

また、中間選挙の年だと、選挙の後を待ってからの

発表ということも十分に考えられ、当てにならない。

 

そしてこの発信を続けるYoutuber達はリーマンショックとドットコムバブルと

2回の暴落を経験し、ピンチをチャンスに変えて成功をしたことで

自信をつけ、一般人のわたしたちに伝えたろって思いついた様子。

 

上から目線のYoutuber達だが、「景気後退に入った」と先に

国民に警鐘を鳴らすのは悪いことではない。

彼らは恐怖を国民に仰いでいるdoomsayersだと

非難されてきたが、

彼らの言っていることは情報元のリンクが貼ってあり、

情報をキュレーションしてくれていて便利だ。

私が株式市場で投資をするタイミングなどを考える上で

これまでとても参考になった。

 

お陰で今年の春ごろに一度アメリカ株を売却をし、

115円の時に買ったドルはそのまま貯金、

そこから下落トレンドを見て今買うタイミングを見計らっている。

 

夏頃だったか、株式市場が何回か反発し、一般的に

そろそろ底かと思われていた時も

アメリカのYoutuber達の情報を総括して

10月まで待った方が良いという決断を下すことができた。

 

総体的なコンセンサスとしてはこれからアメリカの株式市場は12月に向けて

上がり始め、上下運動を繰り返しながらも2月くらいまでは持ち、

3月以降下降して長い間停滞期に入る。そんなところかと思う。

そして多くの投資経験者は長期保有ならとにかく今が買い時だと言う。

 

ただ、それを裏付ける情報を求めてインターネットを

サーフィングするのだが、これまで

頼りにしてきたYoutuber達が

いざ自分達が予想してきた景気後退期になると

発信が停滞期に入り、

内容に迷いが出始めている。

彼らの発言もなんだか綻び始めている。

 

その原因はFRBの利上げかもしれないが、

私がYoutubeのrabbit holeに知らないうちに

入っていた可能性も否定できない。

 

来年の夏からアメリカはこれまでにない

最悪の景気後退に入っていくのか。

結局そんなことは誰にもわからない。