とても評判のいいJolly Phonics Programですので

私も広めていきたいとは思っているものの、

熱狂的なJolly Phonics 信者になるのは

やめたいところです。

 

Jolly Phonicsで気をつけなければいけないのは

子供達が読み書きができるようになっても

肝心な読解力が必ずしもつくわけではないからです。

 

Jolly Phonics Program或いは

シンセティックフォニックスを使って学習した

子供達の読み書きの学習レベルは実年齢より

1年や2年、早い子では3年早いところにいるという

調査結果が出ており、

他の学習法に比べて優位性があるという

科学的な根拠はあります。

 

しかしながら、読解力、理解力においては

Jolly Phonicsのプログラムでは

読み書きほどの優位性は出ていません。

このことはJolly Phonicsを教えていらっしゃる先生方は

理解しているはずです。

 

ただ、このことを忘れ、

親御さん達が子供達の英語の発音が

ネイティブ並になっているとか、

英語の読み書きができることを喜んで

英語の学習をJolly Phonicsにだけ頼ってしまうと

子供達の読解力、理解力がついてきていないことを

見逃してしまいます。

 

せっかく英語で大きくリードを

とったと思ったら大きな落とし穴がそこには

あった、なんてことにならないように、

英語は多方面からのアプローチで

取り組まなければならないことを

念頭におかなければいけません。

(時間がある時にこの研究結果をアップします)

 

英語を学ぶという意味においては

読解力と理解力がついてこないというのは

Jolly Phonics最大の欠点かもしれないと

個人的には思います。

過剰な期待を寄せるのは禁物です。

 

また、日本には日本の子供達にあった

Jolly Phonics Programの導入を

考えていく必要もあるでしょう。

 

とにかく英語をマスターするということは

日本の英語教育にディスラプターが出現しない限り

大人にも子供にとっても大変だという

ことです。

 

ご参考までにこちらの記事を載せておきます。

https://www.bbc.com/news/magazine-18493436

 

https://www.bbc.com/news/education-19812961