父の11月9日の診察は、

先日の検便の結果についてのお話と、

輸血をして帰る予定でした。

 

検便の結果、やはり便に血が混ざっているとの事。

 

更に、血液検査の結果のうち

特に赤血球値が2.0×10^6/μLで、

前回よりも悪化していた。

貧血の原因は、もしかしたら大腸からの出血によるものかもしれないという。

(胃カメラ検査は異常無しだった)

 

医師はすぐにでも輸血をしたいと述べた。

 

ところが、血清カリウム値が6.2mmol/Lと高値だったので、

輸血をすることにより更にカリウム値が上昇してしまい、

心不全などの重篤な症状が生じる可能性があるとの事で、

すぐには輸血できないとおっしゃった。

 

そうすると、まず先にカリウムを下げる処置(投薬)をしなければならず、

担当医師は、腎臓内科を受診してからもう一度こちら(腫瘍内科)の診察を受けて下さいと

述べた。

そして、またまた父は急遽入院を言い渡されたのだ。

大腸ファイバー検査も入院中に行うと・・・。

 

腎臓内科のフロアに両親(父は車椅子)と一緒に行くと、

大勢の患者さんでごった返している。

立ったまま診察を待っている患者さんの多い事!

両親は、朝9時前には病院に到着して、採血で既に40分待ちをくらった。

私は一足遅くに到着したのでまだまだ元気だったが、

母は朝食抜きで車を運転してきたので疲れが出てきており、父は貧血で体がだるく辛そうだ。

おまけにまた入院と聞いて、みるみる眉間に皺がよっている。

 

テレビもないし、あ~退屈だ・・等と思っていたら、

少し離れたところに老夫婦(女性は車椅子)が居て、

事務の若い女性と言い合いになっていた。

 

老男性   「なんとか、○○先生に診てもらえませんか?」

 

事務女性 「でも、担当医は△△先生ですよね?

       急におっしゃられても、担当医は変更できません。

       △△先生の診察は今日はありませんので、××曜日に来てください。」

 

老男性  「△△先生は嫌なんや!」

       「だから○○先生に診て欲しくて、今日朝早くから来てるんや。」

       「交通費、2人で1万円もかけてせっかく今日来たんや。

       なんとか診てもらえるようにしてや。」

 

事務女性 「でも、勝手に担当医の変更はできないんです・・・・」

       「ちゃんと許可を頂かないと・・・・」

 

老男性   「許可はもろうたで!」

 

事務女性  「は?」

        「どなたに?」

 

老男性   「知らん!昨日電話したら[いいですよ~]って、ゆうたわ。」

 

事務女性  「・・・・・・」

        「どこにお電話されました?」

 

老男性   「この病院やわ。」

 

事務女性  「・・・・・・・・・・・」

 

老男性    「頼むわ~。△△先生は嫌やねん!」

 

と、まあ、このような調子でずっと問答していました。

大変不謹慎ですが(患者さんにしてみれば真剣にお願いしているので)、

ついつい興味深く聞いてしまいました。

何度も大きな声で「△△先生は嫌なんや!」を繰り返すものだから、

フロア全体に聞こえてしまって、大変な数の患者さんに丸聞こえです。

 

それにしても、ここまで嫌われる△△先生ってどんな先生なんだろう?

多くの患者さんに聞かれてしまって、ちょっと気の毒ですが。

 

続きます。