もうすぐ秋分の日、2020年も秋から冬のフェーズに入ようとしている。
いろいろあった。ありすぎるくらい。
これまでのところを一言で書くと、"悪くない"(村上春樹みたい)
あたりまえだった宅急便の翌日配送が、遅延もやむなし 受け取り印も不要となって。

こんな、今まではあたりまえだったけど実はどうでもよかったことが、
ほんとうに実際にどうてもよいことに「認定」された。
これは大きい。
こうした小さな変化のうねりが、社会を大きく変革させていく。


そして、一番重要なのは、どうやら地球の上空が少し綺麗になった(らしい)こと。
「現状の地球を、少しでも良い状態で100年先に引き継ぐ」 というミッションは 
去年まではただのお題目、絵にかいた餅の状態だったが、今や、実現可能なほんもののミッションとして輝きを増しつつある。
100年先の、びっくりするくらい改善された地球環境をこの目で確認するまで生きるぞ!という新たな目標を立てた人は私だけではないとおもう。(いやあんたたけやろという突っ込みは無しでおねがいします)

そうこうして、おうち時間が増えて、つらつらといろんなことをつきつめて考えたり、時には昼夜が逆転したり笑、学生時代に戻ったような日々を送りながらようやく、そうだ、書いてみよう と思い立って、こうして書いている。我ながら、やることが遅い。遅すぎる。

でも、それがワタクシのワタクシである所以。ワタクシは昔から、何をするのも遅いのだ。
給食も一番最後に食べ終え、鉄棒の逆上がりは一番最後にクリアし、自転車に至っては、いまだマトモに乗れない。
宿題は常にお尻に火がついてからしか手をつけないから徹夜でこなす羽目になり、締め切りはかろうじて死守するがいつもギリギリセーフ。それがワタクシであります。ぜんぜん進歩が無いな。

ブログを書くのは10年ぶりくらいだ。10年ほど前は、もう少し時間的にも気持ち的にも余裕もあったのだろう、メルマガなんかも発行していて、それなりに読者もいて、ファンレターなんかもいただいたりした(いつもメールで感想下さった読者様、突然フェードアウトしてごめんなさい)それが、いつしか時間に追われて。
私にとって、書くことは呼吸をすることと同じくらい自然なことだったのに、それができなくなっていた。
もちろん、罹患された方々、関係者の皆様のことを思うと、「悪くない」なんて書くのは無責任だし不謹慎この上ない。それはわかっているのです。
その一方で、にもかかわらず、2020年のこんな状況を"悪くない"と思っている方もわりといるんではないかと思っていて。

誤解を恐れずにおもいきって書きますと、この状況、つまり、「不要不急のは外出禁止」は、ある種の人々にとっては、一種の救済の言葉として存在しているのではないだろうか、と思うわけです。人と会うことが極端にストレスな人も、世の中には相当数いるわけで。ワタクシ含め、そういった人にとっては、「無理して外に出なくていいですよねー、直接会わなくていいですよねー」と、堂々と言える状況を作り出してくれた、大義名分錦の御旗を与えてくれた、水戸黄門様の印籠のような新型コロナウィルスという存在は、密かに感謝すべき存在であって、少なくとも、嫌悪すべき存在ではないように思うのです。

まあそうでなくても、世の中はいろんな矛盾を以って成立していますし。
と、そこのところを一番書きたかったのですが、前置きが長くなったので、また次に。
素敵な一日を☆