今年あれこれとみたアニメの中で2001年公開のこのメトロポリスはスルメみたいな映画で何度も見たくなります
アメブロ開始の第1回にふさわしいと思うので取り上げます

まずメトロポリスは手塚治虫の漫画らしいのですが、原作と言うよりは基本コンセプト程度で、脚本の大友克洋の作品になっています
この作品の欠点は大友克洋のリアリティと手塚治虫のキャラがまるでマッチしていないのがまず1つ

英語ができる人ならすぐわかりますが、クライマックスの曲とエンドロールの曲はそれぞれが、ケンイチとティマの心をあらわしており、この曲によって、エンドロールも含めてやっと総合評価ができるという、大友克洋らしいこれっぽっちも観客には優しくない作品です

この作品の一番の見せ場は可憐なアンドロイドの少女が世界を破壊する兵器というシーンからの流れですが、ティマへの感情移入のためのシーンが非常に少なく、ラストは何がなんやらわからないし、感情移入もできないという感想が大半と思います

しかし何度も何度も観ると作品のファンになるというおかしな魅力のある作品です

まず原作がどうなのかはわかりませんが、アイデアが素晴らしい
普通の作品でヒロインを最終兵器にはしません
しかもそれまでは純粋な何も知らない子供のようなヒロインがです

メトロポリスの描写は不必要に長く、人間ドラマであるケンイチとティマの話に主眼が置かれていないために、ラストの盛り上がりに欠けます

さらにしつこすぎるロボットゆえの苦悩
ラスト、ティマが落ちるのはいい演出なのですか、そこですらも私はだれ?と言わせる脚本のセンスの無さがわからない

全体としてはいい作品でぜひ一度見てほしい作品
映像美とおもしろさとにはなんの関連性もありません
陰絵でも人形劇でもおもしろものはおもしろい

まだ観ていない人はかなりお勧めです