LA POSTE-DE POST

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マッキンのブログ

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今日は、またひとつ、アリの種類を覚えました。「ミツツボアリ」です。今朝のワイルドライフで放送していました。アメリカの砂漠地帯にいます。
今日の放送では、ある女王アリの、八年に及ぶ栄枯盛衰を追っていて、とても感動しました。
とある巣に、数匹の女王アリが集まりました。お互いにたくさん子どもを産んで、巣を拡大しようとします。どんどん産んで、巣がアリでいっぱいになっていきました。ある日、とんでもないことが起こります。あまり子どもを産めない女王アリがいたのですが、たくさん子どもを産む女王アリが、「殺せ」とアリ達に命令をして、子どもをたくさん産めない女王アリを襲わせるのです。アリの数がひとまず増えたから、女王は自分一人で良いのです。そうやって、勝ち残った女王アリは、クイーンと名付けられました。
と、ここで、私は、兵隊アリ、働きアリ、掃除係アリ、子育てアリ、女王の側近アリ、などがいることは知っていましたが、「貯蔵アリ」というのがいることを初めて知りました。砂漠の中を生きるアリなので、いつでも食べ物にありつけるわけではありません。働きアリは、花の蜜を採ってくると、口移しで、仲間に蜜を吸わせます。その仲間のカラダは、なんと、お尻がぷく~っと膨らんで、琥珀色をしています。働きアリが集めてきた蜜を、自分のカラダの中に溜め込んでいるのです。蜜の壺だから、ミツツボアリと呼ばれてるんだ~!とわかりました。貯蔵アリは、お尻が蜜で膨れると、天井にぶら下がり、もうそこから動くことはありません。

クイーンの巣は、どんどん拡大し、繁栄していきました。将来の女王アリとなる、羽アリもたくさん飛び立ちました。

八年目のある日、その年はひどい乾季と熱風の嵐で、食べ物が見つかりませんでした。貯蔵アリのカラダも、蜜を吸われてしぼみつつあります。数匹のアリが、食べ物を見つけるために遠征をすることに決めました。と、敵のアリと出くわしてしまいます。敵の巣を乗っとりたいけれど、敵のカラダは大きく、逆に追いかけられてしまい、クイーンのいる巣が見つかってしまいました。クイーンは、数匹のお供と、巣の奥へ奥へと逃げます。アリ達はクイーンを守るために戦いますが、あっという間に幼虫も、貯蔵アリも殺されてしまい、とうとうクイーンも見つかり、八年を費やして築き上げた帝国は滅びてしまいました。

女王アリは、ただ子どもを産むだけじゃなくて、数をコントロールし、巣の拡大を命令して、すごいなぁと思いました。同時に、とても残酷なこともするから怖かったです。



http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p263


「マッキンとニンニン」

 

♪ ルッタタルッタタ マッキンは~ かーわいくって かーわいくって プープープー



今日も自作の、自分を誉める歌をうたいながら、マッキンはご機嫌で歩いていました。どうしてご機嫌かって?。それは今朝、お母さんのお皿洗いをお手伝いしたご褒美に、お父さんから50円もらったからです。これから、もらった50円で、おやつを買いに行くんです。

♪ ルッタタルッタタ マッキンは~ ム~チムチおしりだ プリッ プリッ プリッ!


イオンに到着すると、マッキンは、ペットショップに行って、小さくてかわいい子犬をみました。「いいなぁ、私もワンちゃん飼いたいなぁ」。そして、お菓子コーナーに行きました。マッキンは、食べたいお菓子を3つ選ぶと、手提げ袋からノートと鉛筆を取り出して、3つで何円になるのか足し算を始めました。足し算は、この間、学校で習ったばかりです。


「えーと・・70円だから、20円多いのか。」

マッキンは、20円のミニチョコレートを、棚に戻しました。そして、お菓子を2つ持って、レジに行こうとしたところ、主婦が2人、

「最近は不景気でいやぁ~ねぇ~。主人なんか、残業ばかりよ。」

「うちも。私もパートをしてるけど、ホント、お金を稼ぐって、大変よね。」

と言うのが聞こえてきました。マッキンは、握りしめていた50円を見て、うなづくと、お菓子を2つとも棚に戻し、イオンを出ました。

♪ がーんばれマッキン! ち~からのかぎり パ~パとマ~マも ニッコニコー


マッキンは郵便局に着くと、手提げ袋から通帳を出して、郵便局のお姉さんに、50円と通帳を渡しました。

「あらマッキンちゃん。今日は1人で来たのね?。それじゃ、50円預けますよという紙を書いてほしいから、ちょっと待っててね」


何とマッキン、自分名義の通帳を持っているんです。お父さんがくれた50円は、花火職人のお父さんが、いっぱい花火を作って、稼いだお金です。もったいないから、貯金をすることにしました。マッキンはこれまでも、親戚の人や、お父さんがくれたお年玉は、ほとんど使わず貯金をしています。よく来るので、郵便局のお姉さんとも知り合いです。お姉さんに手伝ってもらって、預入用紙に名前と金額を書きました。小さいから、お金の価値はまだよくわかりませんが、お金が貯まったら、お父さんとお母さんに、何か買ってあげたいと思っています。


「マッキンちゃん、50円確かに貯金しましたよ。通帳お返しします。はいこれ、1人で来てえらいから、ポケットティッシュどうぞ。」

「どうもありがとう」

マッキンは、金魚のついたポケットティッシュをもらいました。そして、郵便局を出ようとしたところ・・

「強盗だ!」


そういって、3人の男が押し入ってきました。マッキンは後ずさりしながら、持っていた通帳を、背中に隠しました。1人が、カウンターの中にいたお姉さんの首にナイフを当てると、大声で言いました。

「金庫の有り金を全部出せ。おとなしく従えば、この女に危害は加えねぇ!」


残りの2人は、他の局員にナイフを向けています。マッキンは、ビックリして動けなくなりました。すると、近くにいたおばあさんが、マッキンを抱き寄せて、「だいじょうぶ。だいじょうぶだからね。」と言ってくれました。おばあさんの手の温かさで、我に返ったマッキンは、そっと、通帳とポケットティッシュを手提げ袋に入れると、代わりに袋の中から手裏剣を取り出して、

ヤァッ!


と、お姉さんにナイフを当てている男の右腕めがけて投げました。見事命中。男はナイフを落としました。続いて、2人の男にも、

ヤァッ!ヤァッ!

と手裏剣を投げて、男がウッ・・となった隙に、局員みんなで男たちを取り押さえました。あっぱれマッキン、表彰ものです。ですが、マッキンは泣いてしまいました。

あぁ・・どうしよう。あんなにもお父さんから、忍びの者であることを、人には知られてはならないと言われていたのに。ましてや、この手裏剣は、お家の外に持ち出してはダメと言われていたのに、黙って持ってきてしまった。あぁ、どうしよう。お母さんにも怒られる。

やがて、警察の人が来て、男たちを連れて行きました。マッキンも連れて行かれてしまいました。パトカーの中で、マッキンはずっと泣いていました。大人たちは、さぞ怖い思いをして、泣いているのだろうと思いました。

「マッキンちゃん、お母さんが迎えに来てくれましたよ」

警察の人が、お母さんを呼んでくれました。

「いやぁ、非常に勇敢な子ですね。ですが・・手裏剣なんてものを、子どもに持たせるのはどうかと思いますね。これは本物ではありませんか。」

「はい・・亡くなった祖父のコレクションでして・・申し訳ありません」

「まぁ、いいでしょう。これからは気をつけてください」

「はい。」



お母さんとマッキンは、警察からお家へ帰りました。夜、事態を知ったお父さんはマッキンに、手裏剣を持ち出したことは、約束違反だよと叱りました。マッキンは素直にごめんなさいと謝りました。でも、日頃の鍛錬のおかげで、人を救えたことは良かったねと言ってくれました。50円を大切にしてくれてありがとうとも言われました。その時、ピンポンが鳴りました。

「昼間、助けていただいた郵便局員一同です。お礼を言いたくて伺いました」


ドアを開けると、マッキンに、ポケットティッシュをくれたお姉さん、局長さん、他に職員が3人が立っていました。

「さっきは、助けてくれて本当にありがとうございました。これ、ちょっとですが、みなさんでどうぞ。」

「あぁこれはこれは、かえって申し訳ありません」

「いやぁ、まさか小さな子供が、手裏剣を持っているとは驚きました。」

「えぇまぁ・・おてんばで困ります・・」

「おじさんも、手裏剣の投げ方を教えてもらおうかな」

マッキンは恥ずかしくて、お母さんの背中に隠れました。

少し世間話をして、

「はははは。それでは、わたくしどもはこの辺で。おやすみなさい」

局長さんたちは帰っていきました。

ドアに鍵をかけ、一段落して、お父さんが怖い顔をして言いました。

「お母さん、マッキン。気付いたかい?。すぐに支度を整えなさい。彼らは、僕たちの正体を知ってしまった。話すふりをして、部屋の間取りを確かめていたようだ。・・今夜、きっと来る。さぁ、早く」

三人は、急いで本棚の裏の隠し扉に向かい、装備を整えました。マッキンは、これまで、お父さんとお母さんと一緒に、いろんな修行をしたことを思い出していました。細い竹筒をくわえて、何時間も水の中でジッとしている修行をしたこと、火薬玉の詰め方を習ったこと、矢に塗る毒の種類を勉強したこと・・まさか、郵便局のみんなが、敵の忍者だったとは・・。

この戦いに勝ったら・・子犬を飼いたい。子犬を飼いたいから、一生懸命戦おう。

マッキンは、通帳とハンコを巾着に入れ、腰にかけ、持ち場で息をひそめました。

戦いに勝って、夜が明けたら・・、明日は小学校を休んで、貯金を下ろして、イオンに行って犬を飼う。足りるかどうか、わからないけど。

家の外に、足音が聞こえる。鍛錬を続けた忍びにしかわからない、かすかな足音。

神様、力をください。お父さんとお母さんをお守りください。絶対に勝たせてください。そして、そして・・犬の名前は、ニンニンです。

(終わり)




今日は時間があるのでお話を書きます。

題・マッキンとエンマ様




331分、マッキン様、ご臨終にございます・・」

その瞬間、城ではホラ貝が鳴り、崩御を伝えるのろしが上がり、武士や女官たちの泣き声が夜空に響いた。

「マッキン様がお隠れになった・・マッキン様が・・!!」


マッキンは、将軍・松金太郎(まつがねたろう)と、その正室リョウの間に生まれた三女で、ぷっくりしたほっぺがかわいらしく、いっぱいゴハンを食べる明るく朗らかな子でした。たった6歳の生涯でした。梅雨の、雨がしとしと降り続いた夜、城に侵入した忍者の気配に気付き闘い、その際、敵から胸に手裏剣を受けたのでした。


「ご立派な最期でございました。わずか6歳の女子ながら、侵入した10人の忍者を斬り、お父上とお母上のお命をお守りしたのです」

その後マッキンは、親を想う聖人となり、仏像が作られ、その仏像は奈良のとあるお寺のお堂に納められました。

「・・・むにゃむにゃ。ここはどこだ?」

目を覚ましたマッキンは、雲の上にいました。

「随分と高いところにきたものだ。どうやって降りたら良いのだろう?」

すると、白い着物を着た若者がやってきて言いました。

「マッキン様、ここは死者の待合所にございます。マッキン様は死んだのです。これから閻魔様とお会い頂き、天国に行くか、地獄に行くか、北朝鮮の炭鉱に行くか、今後のことが決まります」

「なぬ、我は死んだのか?。あぁ、あの意地悪な長女と次女はさておき、お優しかったおとと様、おかか様、妹のコゴリにはもう二度と会えぬのか・・うえぇーん・・」

マッキンは泣き泣き、地上では雷が響きました。

「マッキン様、順番が来ました。あちらで閻魔様がお待ちです」

ヒックヒックとおなかを痙攣させながら、マッキンはお部屋に入りました。

「今、地上に雷を落としたのは、お前の涙か?たいしたものだ」

閻魔様は笑いながらマッキンに近づき、おへそをみました。

「なかなか良いデベソをしておる。どうだ、雷様になってみるか?」

「雷様?」

「そうじゃ。トラ柄の腰巻をはいて、太鼓を叩いて雨を降らせるのじゃ、楽しそうじゃろ?どうだ?」

「トラ柄の腰巻なんか穿きとうない・・ヒックヒック」

マッキンはまだ涙が止まりません。

「気乗りしないようじゃな・・では・・お前は武道にも通じているようだから、剣術の家の子として生まれ変わるか?」

「えっ、生まれ変われるの?生まれ変われるなら、おとと様とおかか様の子として生まれ変わらせてください」

「それはできぬ」

「なぜですか?」

「お前のおとと様は、もう・・その・・なんというか・・元気がないでのぉ・・」

「なぬ!わらわのおとと様は、まだまだ元気じゃい!!」

「いやいや、元気というのは・・つまり・・と、とにかく!ダメなのじゃ!」

「む"ぅ~!!!!それじゃ、雷様になるっ!」

マッキンはさっそく、トラ柄の布を、ゆかたに仕立てて着ると、一心不乱に太鼓を打ち始めました。

ドンドコドンドコドンドコドンドコ・・ドドドドッドド・・ドン!ドン!ドン!


6歳のバチさばきとは思えぬ、鬼気迫る太鼓の音は、もう、お父さんお母さんに会えない悲しみがぶつけられているようで、閻魔様は親を想う子の姿に心を打たれ、涙が次から次へと出てきました。

「あぁ、なんという太鼓の音。

幼子の 

ちちはは思ふ

稲妻の

涙は絶へまじ

梅雨は果て無き」

しかし、のうのうと歌を詠んでいる場合ではありませんでした。マッキンの太鼓の音は増してゆき、地上では大雨が降り、川があふれ、山が崩れかけてきました。

「ややっ、地上が大変じゃ。マッキン、もう叩くでない、叩くでない。これ以上叩くと、水害が起こってしまう。」

本来、雷様の太鼓は、ちょっとトントンと叩けばよいのです、それをこんなにもドンドコ叩いては山が崩れるのも無理はありません。閻魔様はマッキンからバチを取り上げると、そのバチで思いきりマッキンの頭を叩きました。

「はっ!」

マッキンは目を覚ましました。

「どうしたのマッキン?随分とうなされて、怖い夢でも見ていたのですか?」

そこには、お優しいおかか様、リョウの姿がありました。

「おかか様・・おかか様ですか」

「はいマッキン。おかか様ですよ」

「おかか様・・あいたたたた・・」

そこに、父・松金太郎、長女、次女、妹のコゴリがやってきました。

「やっと目を覚ましたな。胸に手裏剣を受けて、一時はどうなるかと思ったぞ」

「おとと様・・」

マッキンは死んではいませんでした。忍者と闘って死にそうだったけど、命を取り留めたのでした。

「あぁ、おかか様、おとと様!あれは夢だったんだ、良かった、またお会いできて!」

マッキンは安堵からまた眠りにつきました。

後日マッキンは、コゴリと女官を連れて、茶処に快気祝いのおまんじゅうを食べに行きました。その帰り、女官の一人が手を合わせたいお方がいるというので、お寺に向かいました。お寺に着くと、ぞろぞろとお堂に向かいました。するとそこに、マッキンによく似た、子どもの仏像がありました。

「この子は誰じゃ?」

マッキンは女官に尋ねました。

「こちらはその昔、親を守ろうとして雷に打たれ、幼くして命を落としたといわれる、慈親幼童像です。ほほの可愛らしさが、マッキン様によく似ていらっしゃいますね。リョウ様は、安産の祈願の最中、こちらのお童で産気づき、マッキン様は、幼童様に見守られながらお生まれになったのですよ。今回、命を救われたのも、幼童様のおかげに違いありませぬ。さぁ、手を合わせましょう」

「・・そうじゃったのか・・」




マッキンは小さな手を合わせると、目をつぶって、「生かしてくださってありがとうございました。幼童様のぶんまで、おとと様とおかか様を大切にします」と心の中で言いました。そしてその言葉通り、18歳の時に起こった、葛城の乱の時には、武士に交じって馬に乗って見事に敵将の首を獲り、戦乱が終わった後には、婿をもらって、松金城を長く安泰に守りました。あの日以来、雷が鳴るとマッキンは思います。きっと自分は、本当に閻魔様に会って、太鼓を叩いたに違いない。なぜなら、眠りから覚めた時、手のひらいっぱいに、マメができていたからです。

「それではマッキン様、お城に帰りましょうか」

「うん。コゴリ、参ろう」

コゴリの手をつなごうと、手を伸ばして、マッキンは驚きました。なんと、手のひらいっぱいにあったマメがスーウッと消えて、いつもの可愛いおててに戻ったのです。マッキンは、目をパチクリとさせて、幼童様のほうを振り返りました。そして、こっそり食べようと思っていたおまんじゅうを、袖から一つ取り出してお供えすると、コゴリの手をしっかり握り、歌いながら笑いながらお城に帰りました。

終わり。





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