私のインド no25 (カルカッタ vol 3)
その カッコイイ男前の O君は
ジャンキーなのです

彼は安い相部屋に居たので


毎晩 私達の部屋に遊びに来ます

彼との話は面白く
長くインドにはまった者同志の独特なバイブスに
包まれる人と人の時間でした

何時もの様に 音も気配も最低限
にふらっと表れて

かまへん


あ
どうぞ
たわいもない話から
環境問題原発や宇宙の話等々 話題には
事欠かない 暫くすると

かまへん


あ

O君はおもむろに お注射セットを
取り出して

まるで 茶道の様にも見える

用意をして 腕をゴムで縛り
浮きあがった血管に針を刺す

瞬間真っ赤な血が 注射器に絵具の
様にパッと広がると同時に

押し戻されて そのスプーンで
丁寧に溶かされた天使と悪魔は☆★
彼の体内に押し戻される


バチッとゴムを外す音が

静かな部屋の静寂を破り

儀式に見入る私達も催眠術から
解かれた様に我に帰る

後片付けも 決まった手順で淡々と
その10分程が 長く感じる
時系の歪みの様な時であった


その後何事もなかったの様に


また とりとめもなき会話をする

ただ O君は 返事が徐々にズレて
起きているのに 寝ている 様な


寝ているのに 起きている様な


境目を 行ったり来たり

効いてる

そして 意を決したように

行くわ
と来たとき以上にふらっ
ねぐらに消えて行きます

夢見心地の世界なのでしょう


帰国後 彼の噂は知り合いからも
風の便りに聞きました

奈良の大金持ちのぼんぼん
とか京都大学の学生であったとか


どれも定かではないが

その後の彼は一体どうしたのかは
定かでは無い



確かなのは 天使の幸福感の数倍の
地獄が彼を襲った事は間違い無いで
あろう


京大
繋がりなのか
知り合いで京大出た奴がいて
その嫁がどういう訳か
何故か
パラゴンで合った


聞くと パリから来たらしい

華の都から
何故
話したかったが
それどころでわ無い


事態が起こって
しまった



えらいこっちゃあ



by timer to be continue



本日のコレクションno.






























