今日は、先日観客として参加した音楽ライブについて書きたいと思います。

 

知人に、シンガーソングライターをしていて、彼のギター演奏の恩師が主催するライブイベントに参加するということで、観に行ってきました。


この日は、先生の教え子が結集。ソロ、バンド含めて約10組。ロック調の演奏も含まれたライブでしたが、会場の雰囲気が、とてもアットホーム。ここに先生の「人柄」を感じました。

 

この『アットホームな雰囲気』というのは、音楽にしても演劇にしても、とても重要な要素だと思います。、観客を居心地よくさせること。それは主催者や参加者のマナーと心持ちによって決まるでしょう。


どことなく素っ気なく冷たさを感じるイベントでは、(観客も演奏には興味なく)スマホをいじったりして肝心の音楽に耳を傾けない状態になると思われます。


このイベントでは、先生と愛弟子の皆さんが、「今日のこの時間を大事にしたい」という思いがあり、それが良き雰囲気づくりを生み出していました。

 

このライブで私が特に感銘したのは、先生のギターの技量の凄さです。

「先生だから、上手いのは当たり前じゃないか!」

たしかに、そうかも知れません。でも何が凄いかと言えば、教え子の皆さんの演奏の際、先生が後ろでバックアップとしてギターを弾いている時です。

 

おすすめです⬇️



参加メンバーの曲のレベルをさらに引き上げる。つまりコーディネートしている。

「先生のギター演奏で、ここまで演奏レベルが変わるのか!」と、私は驚きました。

 

ギターのプロフェッショナルとは、(自分の曲を上手く弾くだけではなく)別の人間の生演奏をもレベルアップさせる能力の持ち主ではないでしょうか。


私は、ギターのプロ技術を目の当たりにしました。

 

(ここからは、予測ですが)先生は演奏者のレベルが高ければ高いほど、さらにバックアップのレベルを上げるのではないでしょうか?


こんな話を聞いたことがあります。


舞台において、

その俳優のレベルに応じて演出レベルが変わる舞台がありました。つまり、俳優の技量が高いほど、その技量に見合った演出をつけてくる。


つまり俳優が良ければ良いほど、もっと良い演出を施していくスタイルだということでした。



この先生のギター技術は、その演出家のスタイルとどこか共通していると思いました。

 

しかし、技量はもちろんですが、根底には、先生の人柄あってのもの。教え子を想う気持ちが、ギターの音に乗り移り、演奏者を光らせていたのだと思います。

 

『心の籠った素晴らしいライブ』

堪能しました。


関連本です⬇️