前回のブログ記事の補足になります。

 



夏の日差しは強くて暑いですが、それは太陽光の入射角度の問題だと習ったと思います。夏は太陽が真上に上りますからね。

同じ理由で、赤道に近い南国は年中通して太陽光の入射角が高いので常夏なわけです。その太陽光線には紫外線もたっぷり含まれているので日焼けするわけです。



ここで基本的な知識のおさらいです。
紫外線は放射線に近いもので物質への浸透力が強く、人の肌に入るとメラニン色素がどうのこうのということてになって肌の色が日焼けしちゃいます。夏の太陽光は肌に突き刺さるような感触がありますが、夏の強い紫外線は、まさにグサグサと肌に突き刺さっているわけです。

 

 



UV99%カットなんてクリームやラッシュガードも販売されています。もちろん私も海に行く時は腕や足にUVクリームを塗っています。日焼けすると物理的に細胞が傷つくのでヒリヒリしますからね。知り合いのビーチ友は、長袖、長ズボンの全身薄いラッシュガードでカバーしています。その方が涼しくて日焼けもしないようです。

特に女性の方が色白にこだわる方が多いようですが、理由は何なのでしょうか?
「色白は七難隠す」ということなんでしょうか?
「七難」って何なんでしょう?、で、その目的は?
追及していくとディープな話になってきます。w

逆に、最近はマニュキュアとかに紫外線で固まる樹脂がよく利用していますが、女性の方はうまく紫外線と付き合っているようですね。 どちら様もお幸せに!


話を科学的な視点に戻すと、通常の可視光線の波長は肌で反射して体内まで入り込みませんが、紫外線は波長が短く肌を通過してごく浅い体内まで入り込みます。なので日焼けとはまさに細胞が焼けている状態になります。

波長的に紫外線の隣がX線で、波長が短いので人体を通過します。
その光を印画紙に焼き付けたのがレントゲンで、人の体が透けて見えるわけです。

レントゲンで放射されるX線は一瞬ですが、全く人体に影響がないというわけではありません。物理的な現状ですから当たり前ですが、国によってはX線利用を制限しているところもあります。

ガンマ線はX線よりさらに波長が短くて通過率も高くなります。
こちらの教育動画は古いものですが分かりやすく解説されています。

 

 


外国産の農産物は輸入時に検疫されますが、マンゴーのような熟しやすい果物はカビやコバエなども繁殖しやすいために、輸出する前に放射線を照射することで検疫をパスする仕組みがあります。

 

コバルト60のガンマ線がよく利用されているようですが、ガンマ線は質量を持たない単なる電磁波なので残留することは無いようです。

ガンマ線などの放射線を照射された農産物は発芽する機能を抑える効果もあります。
日本ではジャガイモにも放射線を照射している場合があます。

 

照射マンゴーに誘起されるラジカルの緩和現象

https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010781139.pdf

 

ジャガイモは自然な状態では収穫後数ヶ月で芽が出てきますが、芽が出るとイモの胚乳はしぼんでしまいます。これがイモ本来の機能ですが、芽が出てしまうと売り物にならないので儲からないわけです。できるだけ長時間イモを貯蔵できればより儲かるわけです。

その発芽を抑えるために冷蔵保存等も行われいますが、貯蔵庫の大きな冷蔵庫を冷やし続けるためには大きな電力が必要で、昨今のような燃料高騰で電気代も高騰しいる中では経済的に厳しくなってきます。

そこでジャガイモにガンマ線を照射して芽が出る機能を殺してしまう方法が利用されています。北海道の大きな集荷場では放射線を照射できる施設をもっている所もあるようです。

 

 

もちろん質量を持たない電磁波だけのガンマ線は残留しないので、人体に直接影響することは少ないと思われますが、国によっては食べ物への放射線の照射を禁止しているところもあります。経済性を優先することで「不自然なこと」には間違いありませんからね。

 

 


考え方の問題ですが、私は食物は栄養素ではなく「命の連鎖」と捉えるべきだと思っています。栄養素に分解したとしても、そもそもは命があるから生まれた物質です。命は人工的に作り出すことはできません。

つまり私達は命の無いものを食して生き続けることはできません。どんな生物でも「命をいただいて命を引き継ぐ」ことしかできません。そのエネルギーの源になっているは、地球上では太陽の核融合による放射エネルギーになります。逆に言えば、そんな環境下で進化した命という振動体であるということです。DNAはその複雑な振動の法則を記録した五線譜のようものなんでしょう。

段々と話が壮大になってきましたが、問題は微動たりしないこのマンゴーです。
さて、どうするか?



生きているのか?、死んでいるのか?、といえば生きていると思います。
でも子孫を残す力は失っているかもしれません。

もし放射線による検疫対策をされているものなら、このまま放置しても発芽することは難しいかもしれません。でも放射線の当たり具合によっては発芽する可能性もあります。しばらくは見守るしかなさそうです。



もう一つ、福島第一原子力発電所の放射能汚染物質の海上への投棄問題ですが、当たり前ですが海水で薄めれば濃度は限りなくゼロに近づけます。しかし、投棄する絶対量は変わりません。

タンクに貯蔵された汚染水(処理水)には放射性物質のトリチウムが含まれていてベータ線を放出します。半減期は約12年と言われていますが無くなるわけではありません。

漏れ流れると危険な物資だからこそ、現在も大量のタンクに厳重に保管しているわけで、それを海水で薄めたからといって安易に捨てられるものでは無いということは小学生でも理解できると思います。



日本の政治家は小学生以下の理解力しかないのでしょうか?
漁連と補償問題(お金)で決着をつけようという作戦でしょうが、漁連だけの問題ではなく、全世界の生物と未来の子供たちの問題です。

 


現状、福島第一原子力発電所の前の海で捕獲検査した魚には基準値の千倍以上の放射能が含まれています。これは科学的な調査結果であり事実です。

 

もちろんその放射能物質を人の体内に入れた場合の反応は別問題です。しかし太古の昔から人は放射性物質からできるだけ避けて命を繋いできました。これは歴史的な事実であり、その結果、現在の私達が生き延びてきているということも事実です。

 

基本的なことですが、「放射能」と「放射線」は違います。「放射線」は一瞬の単なる電磁波の光ですが、「放射能」は「放射線」出し続けられる懐中電灯のようなものです。その影響には雲泥の差があります。

放射線と命の関係はまだ研究が始まったばかりで、科学的に判断するには時間の重みがない足りないように思います。科学的とは今現在の現象を捉えたもので未来は予測できません。だから科学の定説はコロコロと変わります。

「君子、危うきに近寄らず」
これも先人達の知恵です。


今回、宮崎産のマンゴーと台湾産のマンゴーの発芽実験を通じて色々と勉強できました。「マンゴーの発芽実験」は子供さんの夏休みの研究課題にもいいんじゃないか?と思います。



色々な産地のマンゴーを食べ比べて、発芽実験してみれば面白かもしれませんね。
実験には沢山のマンゴーを購入しないといけないで予算的に高くつきそうですが、急げばまだレポートの提出には間に合うかもしれません。 ガンバレ!w

 

 

最後に、昨晩チョビと夜の散歩に出かけたら、途中で雷が鳴り出しました。

焦ったチョビは走り出しましたが、その雷の稲光が奇麗でした。

 



帰宅してから、庭にカメラをセットしてしばらく撮影してみました。雷の稲光の現象は科学的にまだ解明されていない部分もあるようで、未知の存在でもありますが、だからこそなのか?魅了される光でもあります。

ちなみに稲光にもガンマ線の放射線が含まれているようです。

 

 

 

夏の終りの稲妻が壮大な花火のようで綺麗でした。