もうーえらいこっちゃでした。
ジジも初めての体験だと言っていました。
昨日の河川の氾濫は天災じゃなく人災だと思います。
こちらの田舎町では相変わらず人口減少が止まりません。
日本の全体的な人口も少子化で減っていますが、田舎はさらに加速しています。
しかし何故か?住宅だけは増えています。
特に最近ご近所に新しい道ができて急に家が増えました。
原因の一つに、建ぺい率の関係で街中で同じサイズの家を建てるのが困難になっていることもあります。結果、旧市街地はドーナツ減少で街が死んでいます。(田舎あるある)
結果、郊外の田んぼを埋め立てた安い宅地が増えています。問題は河川はそのままで、何も手入れがされていないことです。
昨日の大雨の中、見回ってきた我が家の田んぼ飛行場です。
田んぼというよりは広い池になっています。
この状態が水田の多面的機能と呼ばれるもので、大雨が降った時に田んぼが一時的な貯水池として機能します。その結果、急激な河川への雨水の流れ込みが緩和されて、冠水や氾濫を抑える役割があります。
今の時代、宅地開発をするなとは言えませんが、こういった機能が水田や山にあるということを理解した上で、山を切り開いて道路を作ったり、水田を宅地に変えるのなら、それに似合う対策が必要だということです。現状は行政の失策だと言っても過言ではないと思います。
まぁー田舎町なので予算もなく、河川整備もままならないのだと思いますが、人命が一番だと思うのなら何らかの対策を打つべきでしょう。河川整備は大昔から街づくりの基本中の基本です。
「未曾有の災害」と言われるほとんどは、理解力と想像力の欠如によって起こる人災だと思います。都合の良い言い訳でしかありません。
この辺が元凶だったようです。
問題はこの更に上流にあったということです。
ひよっとすると、この上流に最近出来たバイパス工事が原因かもしれません。
それにしても、あの緊急放送って何か意味がありますか?
えらいこっちゃで走り回ってる最中に「警戒レベル5緊急安全確保を発令しました」とか言われてもね。「そんなもんわかっとるわ!」 レベル4だの5だのって意味のないシステムです。第一あの状態ではどこにも行けませんから!
ついでに「Jアラート」もいらんやろ!
ミサイルがどこ飛んでるのかもわからんのに「何アラート?」
無駄なシステムにお金を使わんといて!
それよりビックリしたのは、川が氾濫している状態で小学生が下校していました。
一番酷い時には膝下ぐらいまで水位があって、電柱の隣は幅1mほどの川ですが、境目が全くわかりませんでした。
学校は何を考えているんでしょうか?
先生がゆとり系なんでしょうか? コワ!
大活躍してくれたのは、バイク用に買っていたダイソーの100円ポンチョでした。
動きやすくてムレもなく、適度に雨から体を守ってくれて助かりました。
今度お店で見つけたら数個買っておこうと思います。
逆に、全く役に立たなかったのは防災放送とラジオです。
そもそも大雨の中で防災放送なんて聞こえませんし、メールでも受信していますが大した情報も流れてきません。「やってます」のお役所仕事です。
ローカルラジオの和歌山放送(WBS)は、日頃から災害時の情報伝達にラジオをアピールしている割には、いざ災害が起こっても通常通りの録音番組を流しているだけで全然役に立ちませんでした。あちこちで河川が氾濫してえらいこっちゃになってる最中に、「人生相談」の録音番組が平然と流されていて愕然としました。それ今いる情報か?
そらそうですよね、ローカル放送のラジオ番組なんて数名でやってるだけですから、そもそも情報収集能力なんてあるわけがありません。ラジオという機能以前の人的な問題ですね。そこがローカル放送の残念なところです。
そんなローカル放送にはさっさと見切りをつけて、RadikoでFM COCOLOを聞いていました。ローカルより丁寧に災害情報を伝えていましたし、流れてくる音楽で気持ちが少し和らぎました。やっぱりマーキー最高です。
雨は夜まで降り続きましたが、再び冠水することはありませんでした。
自家製の島らっきょうにほっこりしました。
一夜明けて・・・
夜中降り続いた雨で、道路や畑の泥もかなり洗い流されていました。
朝4時から片付けを始めたのですが、母屋は昔ながらの土間なので掃除は比較的楽でした。床下まで浸水したので、後々問題があるかもしれませんが・・・
井戸に泥水が入ったので掃除が大変です。
しばらくは使えません。
朝から取材ヘリでしょうか?上空で複数機が飛び回って煩かったです。
人の不幸で金儲けするのってどうなんでしょうか?
自分が被災してみて気付きました。
問題は納屋です。
水深30cm程まで浸かって川になっていたので、床に置いていたものは全てアウトでした。
バイクも自転車も水没しました。
4台のバイクは一応エンジンはかかりました。
カブ号もマフラーに水が溜まっていましたが、ギリギリセーフでした。
細かな道具や部品達も水没、隅々まで入り込む泥水の恐ろしさを実感しました。
気が遠くなる作業です。
午後から晴れて掃除も捗りました。
あちこちやられていますが、まずは後片付けが優先なので放置です。
ビワが完成していました。
めっちゃ甘かったです。
マンゴーどころじゃないけど、7日目のマンゴーです。
胚乳の割れ目から芽のようなものが顔を出し始めました。
第一報ではコメントを閉じていましたが、メッセージを頂いた方もあってご心配をおかけしました。 チョビも無事で元気にしてるのでご安心ください。
しかし疲れました。
しばらく落ち着くまでブログはお休みします。
ブログの訪問も休ませてもらいます。
コメントやメッセージもクローズします。
勝手をお許しください。
どちら様もご無事で!