先日、イーロン・マスクが率いるスペースX社がスターシップ「SN8」の試験飛行を行いました。離陸には成功したものの着陸には失敗しましたが、いずれは火星への有人飛行を目指しているようです。
スマホが流行る以前は日本にはガラケーと呼ばれた携帯電話がありましたが、今もまだ一部で生き残っていると思います。私も「できる男はガラケー」を合言葉に今年の春先までガラケー派だったのですが、事情により今はスマホに変わっています。
そのガラケーで「iアプリ」と呼ばれた小さなプログラムを実行できたのを覚えているでしょうか?ゲームやネットサービスなど色々と提供されていました。
そのiアプリ規格が持ち上がった頃、仕事上の個人的な研究テーマとしてiアプリの開発環境を試験していまして、同じ研究するならゲームでも作ってみようと思ってプログラムしたのがMARS「火星移住計画」でした。
開発者向けに事前に配布された開発環境ではJava言語でプログラム開発を行いましたが、当時のiアプリの容量は10KBに制限されていて、グラフィックや効果音も含めて全てを10KBに詰め込む必要があって、バイト単位の最適化に苦労したことを覚えています。今のアプリはメガからギガの時代ですから100万分の1にコンテンツを圧縮する必要があったわけです。
開発したゲームはiアプリの解禁と同時にドコモにアップして無料で配布したところ大ヒットしまして、ゲームジャンルで№1になった時期もありました。オープン当初はほとんどゲームアプリがありませんでしたからたまたまでしようね。それから数年はトップランナーとして各種メディアや雑誌に取り上げられました。
おそらく数十万単位でダウンロードされたと思うのでドコモはパケット代で大儲けしたのでしょうが、残念ながら開発者には1円も配分されず、テストとアップロードにかかったパケット代すら自腹でした。iアプリが廃れ、スマホに敗けた要因は、この不公平な利益分配の仕組みにもあったと思います。欲張りなドコモの体質は今も変わっていませんね。w
あれから20年、実機が火星を目指す時代になって来たわけです。
ただ、わざわざ火星まで行かなくても、まだまだこの地球のほとんどは開発未着手な状態で、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸に海洋も含めると、詳細に探検するだけでもあと数千年はかかるのではないか?と思います。だから現実的には今すぐ火星に移住するメリットはほとんどないと思います。メリットはスペースX社の株価をコントロールするくらいでしょう。w
このコロナ禍の中「GoToトラベル」も一端中止になったことですから、今年の正月は「GoToコタツ」で遊べるネタを探しています。そのネタに20周年を記念して「火星移住計画」の復刻版を作ってみようかな?というお話です。
長い前説でしたが、ここからが本題です。
iアプリ版MARS「火星移住計画」は火星に様々な施設を建設して、人類が住めるコロニーを作ろうというもので、資源とコスト管理をメインにしたシミュレーションゲームでした。
個人的にアクション系のゲームは苦手で、ゆっくり考えてじっくり遊べるシミュレーションゲームが好きです。人生で一番貴重な「時間」の無駄遣いであることは十分承知していますが、暇つぶしゲームが好きなんです。w
復刻版もメインテーマはコスト管理系シミュレーションゲームとして、新たにタワーディフェンス的な要素も加えてみたら面白いんじゃないか?と思っています。
例えば「火星人との遭遇」とか・・・w
今の時代はゲーム容量に縛れることはないので、火星の自然環境も考慮して最終的にはテラフォーミングで火星を地球化してしまう壮大な物語にしてもいいかと思います。
そうなると私の人生の時間が足りないかもしれません。w
【ゲームのポイント】
・火星移住計画を進める「スペースZ社」の健全な経営
資源と資金を有効に活用して持続的な経営を行う
・地球と火星の物資輸送のコントロール
輸送ロケットの調達、容量、スピード、安全性
輸送時間のコスト管理、効率化
・地の利を生かした優位性(ランダム要素)
資源開発 レアメタル等 → 資金調達
・施設の効率性
施設のバージョンアップ → 性能と生産性向上
研究開発で新しい施設の生産
【ゲームの目的】(達成テーマをもうけてストーリー化?)
人類の発展 人口の増加、人口バランス
資源管理 資金、資源、時間の管理
自然環境 大気変換、自然降雨、生物の多様性、コロニーからの脱却(テラフォーミング)
技術管理 技術の発展、開発スピードの加速
施設管理 施設の建設メンテナンス、撤去
【火星の環境】(実際の環境では人間は1分以内に死ぬ)
重力は1/3
太陽光は1/2
気圧は75%
気温は平均マイナス43℃~140℃
液体の水はない
【施設の種類】(各施設の建設には資源と資金と時間が必要)
生活施設 住居スペース、人口に比例して施設の拡張が必要
掘削施設 資源開発、新たな資源発見
大気施設 酸素、気温調整、人口に比例して施設の拡張が必要
水源施設 飲料水、工業用水、人口に比例して施設の拡張が必要
食料施設 植物性農場、食肉農場(豚、牛、魚)、人口に比例して施設の拡張が必要
ロケット施設 複数設置で輸送の効率化
輸送ロケット 人と物資の輸送、高性能なロケット開発して効率化
施設生産工場 全て施設はここで作られる 生産には資源と時間が必要
施設連結路 各施設をジョインし資源を郵送する、効率的な輸送経路
技術開発施設 技術開発によって新たな施設や施設開発の効率化、資金により効率化
エネルギー施設 核燃料、風力、太陽光、地熱、新たなニューエネルギー
病院施設 疾病やケガ、人口に比例して施設の拡張が必要
観光施設 火星旅行者の宿泊施設 観光アトラクション(火星ツアー、火星プール)観光収入
レスキュー施設 施設事故や遭難への対応
通信施設 地球との通信施設 光の速度で10分間かかる、バージョンアップで高速通信
調査施設 資源調査の結果はマップに反映される、調査には時間がかかる
防衛施設 防衛、攻撃施設 タワーディフェンス要素
テラフォーミング施設 大気と自然環境の創造
【イベント要素】(ランダム性)
自然災害 宇宙嵐、地震、隕石、太陽風
施設の老朽化 老朽化による事故頻度、機能停止による全体バンスが崩れる
輸送事故 輸送中の事故、隕石、迷子、発射・着陸失敗
火星人との遭遇 生存争い、タワーディフェンス要素
宇宙人の飛来 宇宙戦争 防衛施設 タワーディフェンス要素
こういう無責任な企画を考えるのは楽しいですね。w
いつものことですが、この企画は途中で頓挫する可能性が非常に高いです。w
冬のチャリンコやスケボー、最近はドローンもやっていますから時間が全然足りないんです。
そうそう夏に向けたフォイルボード作りに、帆船模型も忘れていました。
正月の冬休みが春まであって、春休みになったままGWに突入して、前乗りで夏休みに繋がるような長期のバカンスがあれば実現可能だと思います。w
そろそろリタイヤするかな?
いや、したい。w