何度もブログに書いていますが、そもそもプラスチックごみの元凶は「スーパー方式」という物販の販売方法にあります。
「エコバック」じゃなくて「エコパック」、問題は「個別包装」
https://ameblo.jp/time-tripper-ame/entry-12485740138.html
「スーパー方式」はアメリカで開発された販売方法で、雑貨や食料品等を棚に並べ、客がカゴを持って陳列棚を回って商品をカゴに入れ、最終出口のレジで精算するという販売方法です。
この販売方法では売り場での販売員も要りませんし、商品についての専門知識も必要ありません。レジの簡単な操作だけを教えればいいので人件費も安く抑えられます。
この販売方法では商品を長期間棚に陳列する場合もあるので個別包装が必要になります。
また商品の説明は店員からされないため包装資材に説明書きが必要になりますが、さらに商品をアピールするために包装資材が過剰になってきたという背景があります。
プラスチックごみの殆どがこの個別包装資材で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアーはプラスチックゴミを大量に販売しているわけです。
それ以前は、昔の八百屋のように対面販売が基本で、客が品定めしたものを店員が計量売りするというスタイルだったため個別梱包などはほとんどされていませんでした。
肉や魚にトレーを付けて販売することはなかったわけです。
問題はレジ袋ではなく、商品を過剰に梱包している包装資材で、これを少なくしない限りプラスチックごみは無くなりません。
寧ろスーパーのレジ袋にはそのゴミを取りまとめる役割があって、レジ袋を有料化にすることでプラスチックごみの飛散が広がってしまう懸念があります。
特にコンビニ等の少量販売での飛散が懸念されます。
また、レジ袋をご家庭のゴミ箱の袋に活用している方は多いと思いますが、もしレジ袋が無くなれば、替わりの袋を用意することになるので、プラスチック袋の全体量は減ることはないと思います。
つまり、今回の「レジ袋有料化」は見せかけの方向違いのアピールだと言えます。
また最近はエコバックを使い回すことによる衛生面の問題も指摘されています。
重要なのは「エコバックではなくエコパック」という考え方です。
先進国ではエコパックへの取り組みがすでに始まっています。
環境大臣の進次郎くんは、セクシー発言以降、育休アピールは不発に終わり、ほとんどメディアで見かけなくなりましたが、大した成果もない中、政治的アピールのためにレジ袋有料化に踏み切りました。が、そもそも問題の根本を理解していない的外れな政策だと思います。
私は全く評価していません。
目先のアピールではなく、問題の本質を捉えて対策を講じてほしいものです。
タバコを止めてから口寂しくてお菓子が大好きになりました! FAT化!
常時切れることなく、お菓子はストックしています。w
ハッピーターンは好きですが、あの過剰包装はいつも考えさせられます。
小袋に小分けされているお菓子は便利ですが、便利の裏には必ず負の作用があることを忘れてはいけません。
ゼロには出来なくても、努力すれば半分に減らすことは可能かもしれません。
是非、梱包資材の削減努力をお願いしたものです。
今なら逆に商品ピールに繋がると思いますよ。
レジ袋をなくす前に、個別包装を改めませんか?
スーパー方式の物販方法も大いに検討する余地があると思います。
ローカルな話ですが、地元のスーパーでは「オークワ」がレジ袋を有料化し1枚10円からとなるようです。一方「マツゲン」や「エバグリーン」はバイオマス素材のレジ袋を採用することで今まで通り無料で配布されるようです。
こういうところで企業ポリシーが見えてきますね。
それと、マイクロプラスチック問題のもう一つの大きな問題は衣料です。
現在の繊維の殆どにプラスチックが使われていて、使用や洗濯によって劣化し大量にマイクロブラスチックが拡散されています。
この問題はまだ本格的に議論されていませんが、微細なだけに梱包資材より厄介です。
最近はファッションという言葉の流行で、機能面より見た目が重視されていますが、その裏には大きな問題があることを忘れないで下さい。
誰のための環境なのか?
自分の体はどこまでなのか?
その考え方で全ては違って見えてきます。
ガンバレ進次郎くん!