ようやく入手したウインドサーフィンですが、10年ほど前のモデルなのでまず全体をチエックしてみました。

その前にセイルのプーリーが死んでました。ピクリとも動かず!
10年経ってますから仕方ありませんね。

イメージ 1

バラいて磨くとスルスルに蘇りました。
プーリーは真鍮製だったんですね。

イメージ 2

イメージ 3

セイルをセットアップするとやっぱりデカイです。
初めて組んだのであちこちミスってます。w

イメージ 4

マストはカーボン製でセイルは7.0㎡になります。
想像していたより重くて、これを水中から引き上げるのは大変かもしれません。

イメージ 5

セイルとボードを接続するジョイントベースのウレタンラバーが完全に死んでました。
結局ネジは2本とも折れました。素材的に粗悪品です。

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

買っても2千円ですが、水道のホースと硬化してしまったシリコンシーラントを組み合わせて自作してみました。ホースは二重構造で繊維も入っているのでラバーよりは丈夫だと思います。ホースの中にシリコンシーラントを入れることで柔軟性と弾力性をもたせています。機能的には問題なさそうです。

イメージ 9

イメージ 10

車に例えると、ボードはボディ、セイルはエンジン、フィンがタイヤになりますが、現状そのタイヤが無いので走れません。まずここをクリアする必要があります。

ミストラルはウインドサーフィンの古老店ですが、最近はSUPに力を入れているよう
です。型式が古いのでこれに合うフィンが今もあるかは不明です。まともに買えばフィンだけで今回のセット価格より高額になります。

こういうものは元々個人が勝手に作って遊びだしたオモチャですから道具を自作するのも楽しみの一つだと思います。ボードもセイルもその素材として買ったのでフィンは合板をベースにFRPで自作します。

サーフボードのフィンを作るのは初めてなのでまずはモデルになるものをネットで探してみました。用途に応じて色々なデザインがあるようですが、これで5万円程するようです。今回買ったウインドサーフィンのセット価格の2倍です。価格はピンキリなようで値段の違いはよくわかりませんがカーボーンや樹脂の違いなのでしょうか?

イメージ 11

この高級なフィンをモデルに適当に合板をカットしました。フィンの長さは44cmぐらいです。今回使った合板はミニボートの床材に使った余りで、厚みは6mm程ですが割と強度はあります。

イメージ 12

イメージ 19

ボードにセットする根本の部分はテーパーが付いた差し込み式で、ネジ1本で固定する仕組みになっています。テーパー部分をスタイロフォームを削って型取りしてみました。これをモデルに固定部分を作っていきます。

イメージ 13

イメージ 14

切り出したフィンの前縁と後縁を流線型に削りました。適当です。

イメージ 15

削ったフィンの両面にマットとロービングのグラスを重ねてFRP加工します。
廃品のクリアケースに挟んで板を乗せて硬化させました。

イメージ 16

はみ出たバリをカットして全体を削って形成します。
悪魔の白い粉です。屋外で完全防備で削りましょう。

イメージ 17

イメージ 18

そこそこ強度はあるんじゃないか?と思います。
FRP加工を何度か重ねれば強度が増すしますが、これでテストしてみます。
折れたらまた作ります。

まだ未完成ですが今日はここまで!