アメフト問題、国を挙げて何を騒いでいるのか?
理解に苦しみます。

正直、アメフトなんて何の興味ないし、存在すら意識にありませんが、
連日の報道合戦を見ていて異様な光景に写りました。


そもそもアメフトは格闘技に近いスポーツ?でラフプレーは織り込み済みなはずです。
もちろんスポーツですからルールはあるのでしょうが、何がどう規定されているのかも一般人は知らないはずです。

アメフトの本場、アメリカのプロリーグではこれくらいのプレーは当たり前でしょう。
以前は相手チームの選手を潰せばボーナスが出たくらいです。
今は表向きはそのような制度は廃止されたようですが、年俸の査定で考慮されるのは容易に想像できます。
アメフトで半身不随になったり、死亡したりするケースはいくらでもあります。
ボールゲームというよりは格闘技に近いものでしょう。


例えばボクシングなどの格闘技もスポーツ枠に入っていますが、相手を殴り倒し身体的にダメージを与えることで勝ち負けを決めます。場合によって相手が死亡する場合もありますが、そんなスポーツ?なのです。頬を撫でるだけなら競技として成立しないでしょうからね。

アイスホッケーなんかも観客はラフプレーを楽しんでいるようなものです。
そのために重厚な防具を付けて過激な肉弾戦で観客を沸かすからこそ娯楽して成立しているわけです。

小学校から剣道やってましたが、あれは棒切れで叩きあうんですからね。
(剣道はスポーツじゃなくて武道か?)
世界的にマイナーな野球だってデッドボールとかグレーできわどいプレーもあります。


もしそれがスポーツだというのなら、問題はルールだと思います。

以前、ブログに書いたと思いますが、カヤックの競技で「ワイルドウォーター」という激流の中を漕ぎ下るレースがありますが、この競技では誰かが沈没して危険な状態になった場合、他の選手は競技を中断してその選手を救護する義務があります。もしこれを怠った場合、その選手は生涯にわたって選手資格を剥奪され二度と競技に参加することはできません。それだけ厳しいルールを設けて人命優先を徹底してるわけです。

つまりスポーツはルールに基づいて競技を行っているのなら、そのルールをより厳しいものに改めればいいのです。今回のようなラフプレーは危険なもので許されないものなら、もしその行為を行えば永久追放するというルールにすればいいわけです。そうすれば自然とそのようなプレーは無くなるはずです。
問題は選手や監督でなく、罰則も含めた曖昧なルールだと思います。

ラフプレーした選手を記者会でさらし者にして、監督やコーチを吊し上げて、ワイドショーのネタにして金儲けするのは如何なものか?
日本のマスコミレベルは世界的にもレベルが非常に低いと言われていますが、稚拙で幼稚だろうと思います。

こういうちょっとした事を大きくニュースで伝えたがるのは、裏に隠したい事があるんじゃないか?と疑いたくなるほどです。


こんなことは当人同士で決着をつければいいことです。
ケガが嫌ならこんなスポーツをしなければいいのです。

よくスポーツで人生を語る人がいますが、それはどうかな?と思います。
人生にはもっと大切でやらなければいけないことが沢山あります。
スポーツは遊びの延長と捉えて節度を持って適度に楽しめばいいでしょう。
職業人は別でしょうが・・・


少なくても国を挙げて大騒ぎする話ではないでしょう。