犬のレンタルサービスがあるようです。
1時間3600円、おやつ300円、延長は15分500円で1時間まで延長できるようです。

時給3600円ってなかなかなスペシャリストなアルバイトですが、チョビも貸出してみましょうかな?
今ならおやつとボール付きで1時間3000円にプライスダウンします。w

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このビジネスの背景にはペットを飼いたくても飼えない住宅事情や、24時間ペットの面倒をみたり、病気や老後の対応が面倒だとか色々と理由があるようで、つまり「面倒くさい」というキーワードが裏にあるようです。

最近の若者は何よりも「面倒くさい」という価値判断がまず先頭にあるようで、そこで弾かれてしまうと全くその先のルーチンには進まないようです。

これもゆとり教育の賜物でしょうか?
あるいはスマホ文化で育った薄っぺらい人生観でしょうか?
人生の苦労を楽しむという本来の醍醐味を全く忘れてしまっているようです。

「面倒くさい」ので政治にも無関心な若者が多いようですが、
「働き方改革」は「働かせ方改革」とも言われますが、国家レベルでそこまで細かい時間管理が必要なのか?疑問です。というか気持ち悪いです。

誰のために働いているのか? 誰のために働かされているのか?
人生で一番大切で、お金では絶対に買えない「時間」を無駄にしてませんか?


結婚するのは超!面倒くさいことです。
もし子供が生まれれば超!超!面倒くさいです。
お金も沢山必要ですし、自分の時間もほぼ無くなります。
だから結婚しない、子供を作らないという短絡的な思考に至るようです。

内閣府「出生数・出生率の推移」
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/data/shusshou.html

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子作りには適齢期の男女2人が必要ですが、出生率の全国平均は「1.45」ということで人口の現状維持はできません。子供が少なくなるということは、その子供達が育って子作りする時期には今よりもっと条件が厳しくなるわけです。つまり負のスパイラルが止まらず人口減少が加速化されることになります。

人口減少を食い止めるためには出生率が「2.0」以上必要ですが、一番頑張っている沖縄でも「1.96」と現状維持も出来ない状況です。

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最大の問題は、子作りワーストワンの東京に若者の人口が集中していることです。
東京一極集中という奇妙な平成文化が、この国を滅ぼす原因になりうる可能性があります。

人のいないところに産業も経済も育ちません。
何だかんだ言っても人がいるから栄えるわけで、諦めムードたっぷりな適正人口が云々といった単純な話ではないのです。
人口推移はまさにその国の国力を表す一番わかりやすい指標になります。
日本だけが右肩下がりです。割愛してますが、中国は枠外を突き抜けています。


高野山は山の上に切り開かれた仏教都市ですが、その昔は女人禁制の時代もありました。しかし都は絶えることなく発展してきました。その要因は仏教を志す若者を絶えず受け入れる仕組みがあったからです。産めないのなら外から入れるしかないかもしれませんねー

人生は面倒くさいものです。
砂山のような苦の中から、ほんの一欠片の喜びを探すようなゲームです。

子育て支援とかの小手先レベルの話ではなく、人生そのものの価値観の問題でしょう。
格差社会から階級社会になりつつある現在ですが、何が人生で大切なのか?
「面倒くさい」という前に、まずは考える時間が大切かもしれません。

Thinking Time ...