あっという間に新年が明けてしまって、また一つ人生のタイムリミットが近づいた感が強いこの頃ですが「それが何故メデタイのか?」という個人的な感想は置いといて、本年もよろしくお願いします。

昨年の正月は元旦からバギーを弄ってましたが、今年はそれほど勢いはなく、年末に調達したゲームにハマりまた人生を棒に振りながら、やりかけのライフワークを淡々とこなしています。

ゲームの話はまた後ほどレポートするとして、現在、並行開発中のプログラムが何本かあるのですが、その一つをやっつけました。

元々、TIC-80に出会ったのはピコピコミュージックに興味があって手頃なツールを探したのが切っ掛けでしたが、その肝心の音楽関係ネタが全く進んでいないんじゃないか?と気付きまして、ちょっと触ってみました。

音楽ネタが進んでいなかった原因はTIC-80はまだ開発途上であって、特に音楽関係のツールがPIC-8ほど充実していないということもあります。よって表現できる音がかなりチープなんですが、そのチープさが面白みであって持ち味かもしれません。

同時に発音できるトラックは4つしかないのですが、まずはEXCELでMIDIファイルを直接解析するツールを作ってみました。

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実はこっちのほうが大変で、汎用的に使えるツールにはなっていません。
SMFは長い歴史の中で色々な拡張機能が詰め込まれていて、それらの全ての機能を解析するは大変です。今回はTIC-80用のコンバータが目的なので、機能を絞ってデータ解析するツールを作っています。

音楽はタイミンクが大切なので、SMFではリアルタイムにストリームを管理するためにデルタタイムという相対的な時間管理でノートのオンとオフ等をコントロールされています。この非常に自由度の高いフニュフニュのデータをTIC-80のガチガチの固定ステップに落とし込むのは至難の業です。そんなことで今回はTIC-80のツールは使わず自前の音楽プレイヤーを搭載しています。

コンバータを作るにあたり、課題曲をどうしようかと迷ったのですが、同時発音数が4音のポリフォニックシンセなのでフルオーケストラのような楽曲はムリがあります。色々迷って、これに行き着きました。

Adele - Someone Like You
https://youtu.be/hLQl3WQQoQ0


愛は難しいよね。w
特に思春期はホルモンバランスの問題で愛について過剰評価しがちですが、それも子孫を残すために仕組まれたエロ・システムですから仕方ありません。

しかし加齢と共にホルモン分泌も衰えてくれると「こんなはずじゃなかった」と後悔する方も中にはいるかもしれません。全てはホルモン作用による錯覚?、思い込み?、勘違い?かもしれませんね。w

この曲は未練たっぷりの完全な失恋の曲ですが、

That your dreams came true
Guess she gave you things
I didn't give to you

皮肉タップな言い回しが闘争心むき出しの女心を表していて可愛そうに思えるほどです。w
まっ、その内に真実に気付く時が来ると思います。
そんな失恋の恨み節を、時間の関係で手動パッチも含めて無理やりコンバートしてみました。・・・かなり無理があります。

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TIC-80 Music Box 'Adele - Someone Like You' #TIC80
https://tic.computer/play?cart=394

リンク先のWEB版プレイヤーでは安定しませんが、ローカルのプレイヤーでは安定して演奏します。
TIC-80のパッケージ(64KB)に収まるように、ノートオフやベロシティデータは全てカットしてデータ圧縮しています。演奏は音域をオクターブ単位に4トラックに分割しただけなので、ところどころ歯抜けな演奏になりますが、データ的には全て収めています。その内に暇があれば改善したいと思います。

ということで本日はここまです。