朗報です。
中世の暮らしを体験できるゲーム「Stronghold HD」が只今無料配布されています。

Stronghold HD + A.D. 2044 free
https://www.gog.com/game/polish_giveaway_pack

イメージ 1

最近このシリーズにどっぷりとハマっていまして、畑を耕したり狩りをしたりしています。私的には中世時代の生き方が一番好きなんですが、日本で中世というと鎌倉時代や室町時代になるようです。

農耕を中心とした飢えない程度の質素な暮らしぶりでしたが、貧しい生活の中にも人間らしい泣き笑いもあったばずで、それなりの人生を謳歌していたはずです。
ただ発展に伴う資源の消耗は必ず起こるもので、生きるための縄張り争いが起こってきます。

うちのチョビも毎晩散歩に出かけてご近所をパトロールしてますが、電柱や目印になるものには辺り構わずマーキングを行います。自分のテリトリーを守ってるつもりなんでしょうが、おかげで今もオムツが取れません。w

イメージ 2

このゲームの中でもチョビと同じように自分達のテリトリーを守るために城壁を築き、侵入者に対する防備を備えることになります。多くを望まず細々と静かに暮らしていれば隣人との問題は起こらないのですが、欲望に駆られて境界線に接触すると縄張り争いの戦争が勃発します。

一度争いが始まると生きるか死ぬかの民族闘争になり、敗れれば全滅することになります。その辺りのシミュレーションがうまくプログラムされていて人道を理解する一つのツールとしても優秀かもしれません。

ここまではバーチャルなお話です。



つい最近の身近なリアルな戦争といえば朝鮮戦争になります。
開戦は1950年、私が生まれるわずか10年程前の出来事です。

勘違いしてる人も多いと思いますが、朝鮮戦争は終結してるわけではありません。
今も休戦状態がずっと続いているだけで、今すぐにでも戦闘が再開されても不思議ではない状態です。

表向きは北側の共産主義と南側の自由主義のイデオロギーの戦いになっています。
開戦は共産主義のソ連の支援を得た朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から攻め入りました。

この時点では単なる分断国家の統一を目指す内戦でした。
戦争に対する備えもなかった大韓民国(韓国)は惨敗し、国連に救済を求めました。

ここからジャイアンの登場です。
西側の自由主義派による国連チームが韓国側に加担して、アメリカをはじめ血の気の多いイギリスやフランス、オランダなどが戦争に参加しました。
日本も連合軍側の掃海活動など後方支援で戦争に加担してますが、ほとんど枠外で歴史的には無かったレベルです。


戦争は一般人が勝手に始めるものでありません。戦争は政治家がしかけるビジネスです。一度戦いが始めると互いの憎悪は急激に高まり、万の単位の殺人がいとも簡単に実行されます。

アメリカ軍による無差別の爆弾投下で北朝鮮の一般市民が100万人単位で殺されています。今もアメリカに対して憎悪を持っているのは当たり前かもしれません。

敗戦国日本は同じ目に合わされながら、今もアメリカに千切れんばかりにシッポを振ってるわけです。一時はマッカーサーを崇拝してたほどですから・・・


連合軍の加担で戦況は目まぐるしく変り押したり引いたりを繰り返しますが、途中から中国も参戦して連合軍は押し戻されます。マッカーサーは我が身保身もあって中国との全面戦争を企み、中国に50発以上の原爆を投下する作戦を実行しようとしていました。

しかし、トルーマンとの不仲のおかげでシビリアンコントロールでマッカーサーは解任され作戦は阻止されますが、これがもし仲良しだったら第三次世界大戦に突入していたのは間違いないでしょう。
もしそうなっていれば今の日本も私もいなかったかもしれません。


人の欲とは怖いもので、金や名誉や地位を際限なく欲しがる輩は沢山います。
その根源は人間の性としての動物的戦闘本能なのでしょうが、頭に血が上るとサルに鉄砲を持たせたような状態になります。

トランプにシビリアンコントロールを求めるのは難しいかもしれません。
いつマッカーサーのように「やっちゃえ○○」状態になるかもしれません。

問題はその時の日本の立ち位置です。
一度戦闘が再開されると拉致問題どころの話ではありません。
100万単位の人命も無価値に扱われます。

冒頭に書いたように朝鮮戦争は休戦状態であって、アメリカと北朝鮮は平和条約は締結していません。だから今でもアメリカが敵国として常にターゲットになるのは当たり前なのです。

しかし日本はほぼ枠外です。
時の政権は政治手法として日本もそれに混ぜてくれ言わんばかりにわざわざ絡みに行ってるわけですが、必要以上に危機感を煽り、国粋主義的なイデオロギーを広げようとするのはヒットラー並みの恐怖政治そのものでしょう。


戦争はあくまでも政治ビジネスです。
政治家の判断で戦争がはじまります。

それを止められるのは国民一人一人の判断の積み重ねですが、それを唯一実行するチャンスが先週末の選挙でした。
投票率は戦後2番目に低い53%だったようです。
無関心が最大の問題になります。

「若者よ、スマホをツルツルして遊んでる場合じゃないぞ!
 いざという時に戦いに行くのは君達だからね。」


まっ、シミュレーションゲームしてる場合じゃないかもしれませんね。
畑にイモでも植えたほうがいいかもしれません。

もしかすると明日はないかもしれませんので、一応、アディオス!