週末は台風であちこちに大きな被害もでましたが、選挙に行きましたか?

年代層別に投票率を見てみると日本のレベルの低さがよく分かります。

衆議院議員総選挙年代別投票率の推移
http://www.akaruisenkyo.or.jp/070various/071syugi/693/

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20代は7割の人が投票にも行かないのです。
極一部の政治オタクしか選挙に行かないようです。

子育て世代の30代でも半数にも至りません。
政治の無関心世代から成長していない飯事世代なんでしょう。

40代で半数、50代で6割、年金が気になる60代が一番高くて7割程度になっています。70代では諦めか?健康問題か?6割に落ちてしまいます。

今回の選挙から18歳から投票ができましたが、どれだけの若者が投票に行ったのでしょうね?その票を目当てに消費税の使い道を変更したりもしましたが、効果はどうだったんでしょうか?

問題は平成21年から一気に投票率が低くなってきてるということです。
これもスマホの効果でしょうか?
何事にも無関心な世代が広がっているようです。

つまり国民みんなの信任を得たわけではないのです。
国民の大半が「めんどくさいので投票にも行かない」という美味しい政治ビジネスになっています。

「選挙に行かないのも権利だろう」という人もいますが、無知か「めんどくさい」の言い訳でしょう。諸外国と比べて政治意識の低さは、飼い慣らされた日本独特の文化なのかもしれません。

言うまでもなく投票率が低ければ与党に断然有利になります。
日本のほとんどはド田舎ですが、田舎になればなるほどその傾向は強くなります。
政治家を先生と呼んで、補助金の嘆願に日参するわけです。
まぁー哀れなものです。

例えばスマホで簡単に投票できるような仕組みを作れば投票率は劇的にアップするはずです。マイナンバーなんて番号もあるのでシステム化はそれほど難しくもないと思います。ただ、それを作ると困る人たちがが多いということでしょう。
国民にできるだけ判断させない仕組み作りが彼らの生きる道なのです。


今回の選挙は与党圧勝とメディアは伝えてますが、中身は立民の圧勝だったようです。
選挙前と後での党員の増減です。

自民 0
公明 -5
希望 -7
共産 -9
立民 +40
維新 -3
社民 0
無属 -16

与党、自公で5議席減ですから、これなら慌てて解散することもなかったんじゃないか?と思いますが、欲しかったのは存命期間だけでしょうが、いずれ時は終わるものです。数年の出来事は歴史的には微々たることで何の意味もありません。

何でも言い方一つで印象がガラッと変わりますが、GDPが500兆円を超えたとアピールしてましたが、実質GDP成長率は過去最低のマイナス30%でした。景気回復の実感が無いのは当たり前です。

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高い求人率を勝ち誇ったようにアピールしてますが、少子高齢化の最悪な状態だから求人率が高くなるは当たり前です。
政府の言う少子化対策は、労働力を確保するための経済的対策であって、本来の子孫繁栄のための少子化対策とは全く意味が違います。つまりは1%のための安い労働力をいかに確保するか?に必死に汗をかいてるわけです。
その内に海外から安い労働移民がどっさり入ってきますが「日本製だからいい」なんて言ってたメイドインジャパンの栄光は過去のものになるでしょう。


週末の台風でこちらでも大きな被害が出ました。
田んぼは一面巨大なプールになりましたが、田んぼがあったからこそ大きな被害にならなかったということを理解している人はどれくらいいるんでしょうね?

超高齢化が進み、急激な人口減少で過疎化が進むこちらド田舎でも、田んぼの中にポツリポツリとマッチ箱が増えています。
反面、旧市街は空き家だらけのゴーストタウン化してますが、この不可逆なリプレースが豊かさというものなんでしょうか?

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マッチポンプ経済は、どんどん使えば減っちゃうものですが理解してるんでしょうか?
日々の株価の乱高下が国の価値と勘違いしているものには分からんのでしょうね。

株価が上がってるのは企業価値が上がってるわけでなく、日銀が20兆円も株を買ってるからです。年6兆円という異常なペースで株を買い続けていますがいつまで続くことやら・・・

借金と見かけの株価では国の成長なんてあり得ません。
財政黒字化を先送りして子育て支援に名目をすり替えても、結局そのツケを払うのは未来の子供達です。問題を先送りするだけの無責任極まりない政策でしかありません。
そんなものにシッポ振る国民が情けないわけです。


ゆっくりと、ゆるく流れ続ける経済モデルを作ることが平和で安泰に暮らしていく近道でしょう。スピード上げてグローバルに衝突しに行くのではなく、融合ができるほどの時間と速度が大切です。そうすれば隣人とも兄弟になり争いごとも起こりません。
平和には金ではなく血が必要なんです。

その点、宗教ビジネスモデルは実によく出来ています。
歴史が長い分、多くの知恵が入っているので学ぶ点は色々とありそうです。
経営学のMBAにこのモデルを取り入れるべきでしょう。

日々、金、金と短期的な成果主義を追い求めるとろくなことがありません。
相次ぐ不正や改ざん問題で日本ブランドも地に落ちたようです。
これが現時点での評価です。

一度立ち止まり、悔い改めてほしいものです。