朝から北朝鮮のロケット騒動で湧いています。
あえてミサイルではなくロケットと表現しますが、まずミサイルじゃないことを正しく理解すべきでしょう。この辺の言葉のすり替えによる洗脳が過去の過ちの中にも多々見受けられます。

安倍は「発射直後から完全に捉え・・・」と発言してましたが、それは米国の事であって日本は後で知らされただけです。
Jアラートでは「先程、上空を通過した模様です」と放送が流されたようですが、これ聞いても全く意味がないでしょう。発射直後から完全に捉えているのなら、その直後に放送が流れていたはずです。
NHKでは「日本に被害がないことが分かっていたので迎撃はしなかった」とも伝えましたが、迎撃など不可能です。

まさに戦前、戦中の大本営発表そのものです。
都合の良い情報だけを流して国民を先導しようとする強い意志が感じられます。

安倍は「北朝鮮にさらなる圧力をかけて・・・」とも発言していますが、まさに開戦前の日本と同じ状況に追い込もうとしているようです。日本はそれに反発して真珠湾に攻撃をしかけましたが、北朝鮮はまだロケット花火を打ち上げているだけです。
まずは冷静に対処すべきでしょう。

おそらくこのまま北朝鮮に圧力を加え続ければ、いずれ反発するのは必至ですが、もし開戦となればミサイルと空爆だけで短期間に戦闘が終わることはないでしょう。
彼らはあの時代の日本と同じ状態に洗脳されています。玉砕しても最後の最後まで戦いを続けることになります。何万という人命が失われ戦闘は泥沼化することは必至です。

アメリカは前々回の戦争で北朝鮮に大敗しています。
もちろんバックにソ連と中国がいたからですが、その構図は今も全く変わっていません。核の傘の下だけから安全なんてことは微塵もありません。

もしこの戦争にアメリカが参戦すれば、あのベトナム戦争と全く同じ構図になります。
ベトナム戦争は南北統一の戦争でしたが、今回も結論はそれと同じ結果になります。

最大の問題は戦後の復興対策です。
北朝鮮が戦争に敗れたとしても、焼け野原となった朝鮮半島を復興するのにどれほどの時間と労力が必要か?
戦争というマッチポンプで経済が回るのでしょうが、そんな簡単な話ではありません。
今の北朝鮮から得るものがあるのか?も疑問です。

もし開戦になれば日本も今まで通りのような呑気な生活は出来ないでしょう。
スマホを弄ってコンビニで弁当買って・・・なんて生活スタイルは過去の出来事になるかも?
お金では買えないものが増えそうです。

人間は半世紀ぐらいでは賢く進化しないという証明でしょう。
平安が70年続いたのは奇跡に近いのかもしれません。
平成の時代に平成戦争なんて、まさに皮肉です。

集中と分散のウェーブを永遠に繰り返すのは、ビックバーンからの生命の根源的な運動そのもののようです。


さて、畑にイモでも植えましょうかね。
突き詰めると人間、命の前に水と食料が必要ですから・・・