このところ世界はアメリカのトランプ新大統領にかき回されて、ハチの巣を突いたような状態が続いていますが、次々に出される大胆な大統領令に翻弄されている状態です。

そんな激動の中、日本のメディアは相変わらず偏った報道で国民をマインド・コントロールするのに必死のようです。特にジジババに絶大な人気のあるNHKは、未だにアベチャンネルのプロパガンダ放送を垂れ流しています。情報弱者の高齢者は簡単に騙されてしまうでしょう。

トランプのやっていることは全てが正しいわけではないでしょうが、少なくてもこれまでのオバマやクリントンの路線とは明らかに違うラインを走っていることは確かなようです。

オバマはわざわざ広島まで来てカッコいい演説をしながら、その裏で膨大な予算を原爆に投じていました。そうした情報は決して報道されることはありません。

もちろん報道の内容が全くデタラメなものだとうことではありません。
しかし、何を取り上げて何を切り捨てるかという段階で大きく色付けされています。さらに報道内容の文書的な言い回しやニアンスを故意的に誘導している部分が多分にあります。

こういったメディアの不誠実は昔からあるものですが、特に最近顕著化してきているように思います。トランプがメディアに対して攻撃的なのも分からないでもないわけです。

NHKを筆頭に、日本ではトランプを悪代官に仕立てるのに必死のようです。
その裏は、失策続きで八方ふさがりな安倍内閣を擁護する目的でしょうが、それが正しいとは思いません。
判断するのは国民であってメディアではありません。

例えばトランプがイスラム圏7カ国や難民の一時的な入国規制の大統領令を出したことに対して、スターバックスが今後5年間で1万人の難民を雇用すると発表ししましたが、日本ではまるで悪代官のトランプ対して正義の味方のスターバックスが救いの手を出したように受け取れる報道がされています。しかしアメリカ本土では逆にスターバックスに対して「#BoycottStarbucks」というボイコット運動も起こっています。

反対運動の内容は、難民を救済する前にまず自国のプアーな労働者を雇用すべきだというもので、失業者や貧困層からすれば最もな話でもあります。おそらくスターバックスとしては企業イメージや売名行為的な宣伝効果も計算しての戦略だったのでしょうが、ある意味逆目に出た感じです。しかしこういった事実は日本では全く報道されていません。

さらにスターバックスの一件の裏ではクリントン支持層やその他の利権関係も絡んでいるようで、政治と金のビジネスライクな話のようです。世界で手広くビジネスをやれるのには裏事情があるのは当然でしょう。

このようにニュースとはどの分をどのように切り取ってどう伝えるかで全くイメージが違って伝わります。昔から井戸端会議で歪曲された噂話は多々ありますが、今もそのまま何も変わっていないのです。

ただ昔と違うところはインターネットが人と人を直接繋ぐ時代になったということです。トランプがTwitterでつぶやくことはメディアの死活問題になっているのは間違いありません。

最近では事件や事故のニュースもTwitterが一番早くて正確です。
インターネットは相互扶助のネットワークであって、個人が互いに情報を出し合うことで情報の相互補完ができる仕組みになっています。今起こっている現象に対して、お昼や夕方にまとめて報道することは既に「ニュース」じゃない時代になったわけです。

そんな世界同時放送ラジオ的なTwitterを使って暴言を吐きまくるトランプはある意味最強でしょう。w
今までの大統領と一番違う点はこれだと思います。
まさにオバマが口先だけで成し得なかった「チェンジ」がこれです。

断っておきますが、私はトランプを推進したり擁護しているわけではありません。
糞レベルに落ちぶれたメディアを批判しているのです。

猛省して原点に立ち返り本来あるべき社会的使命を果たしてほしいものです。