たまたまGYAOを流し見していたら、ジャンボジェット機ボーイング747の解体ドキュメントをやってました。
よく車を安く買い付いてきて再利用できそうな部品を取ってからスクラップにしていくら儲かったかという番組をやってますが、それのジャンボ機バージョンです。

ボーイング747を破壊せよ! ザ・解体屋:巨大建造物をブッ壊せ
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00894/v00068/v0000000000000000413/?list_id=2139261

実に荒っぽい男の子向け的な番組です。
知りませんでしたが、747にはエルロンやラダーなどの稼働翼のフラッターを抑える錘として重金属の劣化ウランが使用されているようです。
その回収作業もビデオに収められていました。(38分ごろ)
もし墜落でもすれば周辺への汚染が心配されます。

1985年に御巣鷹山に墜落した747ジャンボ機事故にもこれが使われていて20個のうち15個が回収できていないようです。
垂直尾翼の一部は相模湾あたりに落下した可能性があるようです。

劣化ウランは可燃性で150℃で発火するようです。
燃えた場合は周辺が放射性物質で汚染されることになります。
おそらく未回収の15個の大分は焼失した可能性が高いでしょう。
しかも運悪く積荷にラジオアイソトープも積まれていてその一部も損失しています。

1985年のジャンボ機事故と放射性物質
http://www.geocities.jp/at_mocha/ja123/ja123.htm

現在の飛行機には劣化ウランの代わりにタングステンなどが使われていますが、いずれも重金属で毒物てあることは間違いありません。
一度事故になると色々な側面での被害が出る可能性があるようです。


エルロンやラダーなどの可動翼に錘を入れるとフラッターを抑える効果はあるようですが、間違っても劣化ウラン搭載のラジコン飛行機を作ってみようなんて考えないでくださいね。w