「国際金融経済分析会合」に招かれたポール・クルーグマン氏が議事録を発表しました。
https://www.gc.cuny.edu/CUNY_GC/media/LISCenter/pkrugman/Meeting-minutes-Krugman.pdf

こちらのサイトで飜訳されています。
http://ch.nicovideo.jp/niconicoffee/blomaga/ar997582


食パンのカビを観察すると成長と共にドーナツ現象を見ることが出来ます。人の住む都市もこれと全く同じ現象を起こします。つまり生物にはその身の丈にあった物理的なテリトリーに限界があるということです。

闇雲に海外に投資して経済的領土を拡大しようとするのではなく、もっと足元の自国に投資しろということです。簡単には、あなたは何のために働いているのか?ということです。広すぎるテリトリーの諸問題は人知を超えてとてもコントロール出来るものではないのです。つまりTPPなどやってる場合じゃないのです。

「TPPは'史上最悪の貿易協定」ノーベル受賞した経済学者ジョセフ・スティグリッツ氏は述べています。
TPP is the 'worst trade deal ever,' Nobel-winning economist Joseph Stiglitz says
http://boingboing.net/2016/04/01/tpp-is-the-worst-trade-deal.html

経済が低迷する中国は国土改造に舵をとりました。角栄の日本列島改造論ある意味まっとうな政策だったわけです。小手先の金融対策や株価操作によるマインドだけの景気対策だけでは世の中は回りません。
今やるべきことは角栄並の財政出動でしょう。それも出来るだけ末端の地方に投資することで、その物理的な距離が動的なベクトルとなって経済を回します。
今やるべきことは東京オリンピックじゃないのです。

昨年、本県で44年ぶりに国体が開催され、道路地図が随分と様変わりしましてナビ地図を更新しないといけないくらいですが、「47都道府県毎年国体」ぐらいの政策がわかりやすいんじゃないでしょうか?

追伸
ナビの地図を更新するのは来年以降のほうがいいかも。
田舎の地図はすぐに反映されませんから・・・