世界規格なんて言葉をよく聞きますが、ここでいう「世界」とはどこの国を指しているのか?

実は全く「世界」でもなんでもなく極一部の国の独自規格だったります。そういた規格を輸入してきて販売するブローカーが沢山います。

規格に準拠していることを証明するためには第三者の認証団体との契約が必要となります。そこで飯を食うわけです。さらにその周辺で指導やら教育等々、既得権を利用した商売を手広くやるわけです。安全安心を謳い文句にこういう規制まがいの似非ビジネスが展開されています。

経済主義社会では、アメリカ同様、最終的には人殺しをしでも金儲けをすることが正当化されます。何を信頼していののか、そもそも信頼できるものがあるのか?
そんな信頼関係など木臼となった恐怖社会のなかで第三者の認証機関とやらが幅を利かしているわけです。オリンピックはそんな善意を装った規格商売に染まって真っ黒な状態です。

元々オリンピックなど騒いでるは極一部のスポーツ職業人の集まりであって、一般人には全く無関係なんですが、1周間程度のスポーツ特別テレビ番組に、バラエティ番組の延長線として娯楽としてアイドル並に盛り上がるだけのことです。

だったら昭和の「スター水泳大会」を復活させたほうが視聴率をとれるかもしれません。にしきのあきらとかカッコ良かったですからね。(笑)

そんなことで、このままでは日本で開催されるオリンピックに日本の農産物や海産物の食材を提供できないようです。
食の安全や持続的生産の証明がとれないためだとしています。
もし日本の食材を提供したいのなら世界規格?とやらに準拠するため、第三者の認証を受けろということです。

「帰ってよし!二度と来るな、お前らに食べさせる食材は何一つ提供してやらん!」

これくらい強い姿勢を示すべきでしょう。
本質を全く欠いた上っ面の形だけの規格など何の役にも立たない事を教えてやるべきです。

もうオリンピックなんか吐き捨てて、スポーツ精神のみを純粋に追求するお金が介在しない全く新しい組織を設立したほうがいいんじゃないかと思います。今のスポーツ業界は、まさに「業界」という言葉どおり、スポーツは無縁なものになりつつあるようです。

TPPよろしく、農産物の輸出などグローバル化を騒ぎ立てる裏には実はこんな規格ビジネスがあるのです。「数値化したものしか信用出来ない、情けない世の中を良しとするのか?」
この問題の本質はそこにあります。

本来、人の世の中は互いの信頼関係と相互扶助によって成り立っています。その間に「お金」というものを入れることで、その関係がものの見事に崩れるというお話です。

経済優先ではダメなのです。